京成電鉄金町線高砂駅 20:35





 
日常の写真はスマホで撮ってるから撮らなくていいです、という方もいる。
 
それはそうだし、僕が撮るよりずっといい写真が撮れるだろう。
 
でもそれは子どもの日常写真であって、たぶん親はその写真に写っていないのではなかろうか。 
 


「とある日」では家族のいつもの日常風景を撮るのだけど、子どもだけの写真より親子の写真を撮りたい。
 
小学生くらいになると親と子が別々に行動している時間が多くなり、一緒にいる時間は少なくなる。
 
子どもがまだ幼いうちに撮っておくべきだ。
 
こんなにも親子一緒に過ごした時間があったのだと後から思い出すために。 
 

 
一歳になったばかりの男の子におやつのヨーグルトを食べさせながら「食べてる写真ばっかりになっちゃいますね」とママが言う。
 
保育園からお兄ちゃんを連れ帰ると、時刻は午後3時過ぎ。
 
おやつを食べ終えて子どもを少し遊ばせたらもう夕方だから、夜ごはんの準備をしなければならない。
 
家における親の仕事の大半は食事のことで占められている。
 
レンチンできるレトルト食品やスーパーのお惣菜がどれだけ充実していても、自動販売機のように料理が勝手に出てきたら、どんなにラクだろう。
 
皿に盛り付けて並べて、子どもの食べこぼしを拾いながら、食べ終えたら食器を洗う。 

一日三回毎日その作業を繰り返す。
 
あっという間に日々が過ぎて、気がつくと子どもはいつの間にか大きくなっている。
 
それが撮るに足らない平凡な日常だったと誰が言えよう。



東京都葛飾区高砂 7:20 本日の撮影に。

「とある日」撮影中。 子どもがスイミングスクールに行ってる間のオフィス。



東京都葛飾区高砂 20:32 「とある日」撮影。朝7時半からお邪魔して夜に子どもを寝かしつけるところまで12時間。時間長いし映えない写真ばかりだしなんで撮ってるのか自分でもよくわからないけど、撮りたいから撮ってる。

東京都葛飾区金町 20:46 電車に乗ってネットで試合見たら2−2の同点。9回表で栗林が一死満塁のピンチになっており、ああ今日も勝てんのんかと思ったら連続三振で切り抜けてさすが栗林となった。