東京地下鉄銀座線田原町駅 13:43
一瞬だけ赤ちゃんがにっこり笑うような表情を見せてくれたところですかさずシャッター切れたのが嬉しい。
起きている赤ちゃんを撮るニューボーンフォトでも、なかなかそういう瞬間はやってこない。
サヨナラホームランを打ったような気持ちになる。
今年三歳になるお姉ちゃんのニューボーンフォトを撮ってからの5回目の撮影ともなれば、パパとママも撮影慣れして構えることがない。
女の子も弟くんに慣れているようで、赤ちゃん返りもあまりなさそうだなと、ちょっと安心する。
赤ちゃんが生まれたばかりでは、なにかと落ち着かないだろう。それでも日々の暮らしが安穏であってほしいと、これはどの家族に対してもそう思います。
ミルクを飲んでしばらくは落ち着いていた赤ちゃんも、しばらくすると眠くなってぐずり出す。
すかさずドライヤーを持って来てもらって、スイッチオン。
温風が必要なのではなく、ドライヤーのモーターの音を聞かせると泣き止むことが多いです。似たようなもので掃除機の音とか。
胎内の音に似ているのかもしれない。
反町隆史の『POISON』よりも効果が高いと僕は思っている。
東北本線東京〜神田 11:01 籠原行きは10両。平塚から東京まで通勤ラッシュ並みの激混み状態であった。杖ついた老人に席を譲るも赤ちゃん連れの家族があとから乗ってくる。1本あとの湘南新宿ラインは空いてるからそっちに乗ればいいのになんで混んでる電車に突っ込んでくるのだろう。
東京都台東区蔵前 13:32 本日の撮影無事終わり。ニューボーンフォトは赤ちゃんがぐずりかけるもなんとか乗り切る。撮影の合間に、スマホで撮っていいですよというタイミングを作るのだけど、そこでパパとママが自分で撮った写真で十分なんじゃないかと思う。僕が撮った写真たぶんいらない。