尾道 17:20




  
夜ごはん作るの面倒になって、だったら海飲みにしようとイオンに行って安くなった惣菜を買ってくる。
 
しかし、さあ出かけるかとなったところで暑いからやめようということになり、食卓には値引シールのついた惣菜パックが並んでしまった。

まあいいか。暑すぎるんはよ疲れるけえね。
 
かくしてエアコンの効いた部屋でミチコさんとお互い勝手に飲みだすことになる。
 


一年を通して飲まない日がない。
 
まったく飲まない日があったのは2年前に胃潰瘍を患ったときだ。
 
というとアル中みたいに思われてしまいそうだけど、深酒して酩酊することもさいきんはまったくなくなった。(覚えてないだけかもしれない)
 
もちろん酒に酔ってやらかしたことは両手の指の数ではとても足りない。
 
そういう経験があっても飲み続けているのは、お酒がおいしいと感じるからだろう。
 
日本酒ビール焼酎ワインにウィスキー。高級なものには縁がないし味の違いを述べられるほど知識もないのだけど、どの種類でも口に含んだときに、ああ、うまいな、と思う瞬間があって、だから飲み続けていると言っても過言ではない。
 


しかし五十歳をすぎると気になるのは健康のこと。
 
アルコールは少量でも害になるなんていう情報を見てしまうと、そろそろ飲酒をやめたほうがいいのではないかと思ってしまう。
 
SNSでつながっているお客さんが、断酒だか減酒をしているなんていう投稿をしていて、ブルータスおまえもか、と思ってしまったのだけど、そのほうが100パーセント正しい。飲酒をやめてから体の調子がすこぶるよいそうである。

やっぱりね、飲んだらいけんのんよ。
 
ウィスキー三杯飲んだあと缶チューハイを飲みながらこの文章を書いている。
 
 

ベランダのきゅうちゃん(猫)。