尾道 16:39
子どもたちから「お兄ちゃん」、老人からも「おい、兄ちゃん」と呼ばれたりするが、外見はともなく中身は年相応に劣化してきており、老眼は進むし昼に𠮷野家で牛丼大盛りでも食べようものならその日は一日中お腹が空かない。
フリーランスで体調を崩せばすぐに収入に響くし補償も何もないから、とにかく健康には気を使わなければならぬ。
しかし2年前に胃潰瘍で辛かったのもあっという間に喉元過ぎて、お酒を相変わらず毎日飲んでいれば「これじゃ身体にいいわきゃないよ」分っちゃいるけどやめられねえ。
今日もお酒がおいしい。
スーパーへ買物にいくのは、猫のきゅうちゃんに食べさせる刺身を買うためである。
足腰弱ってよたよた歩く老猫で、食も細ってきたのであるが刺身には食いつく。
2割引になったカツオのたたきがあったからこれでいいでしょう。
夜ごはんのテーブルについたミチコさんは切り身をちぎってはきゅうちゃんの口に運ぶ。
贅沢かもしれぬが、きゅうちゃんとミチコさんが喜ぶなら安いものである。
昼ごはん。
キャベツと挽肉のクリームスパゲティ