山陽本線糸崎駅 13:22

昨日予約が入ったお宮参り撮影に広島まで。

子どもの出張撮影というと、お宮参りと七五三の需要が多いけれど、なんでもない日常的なシーンで家族写真を撮るという文化が広まってほしい。
写真というのは、すなわち撮影者の表現であり、たんなる記録だけではなく芸術の一種であろうと思う。
すべからくすべてのカメラマンというのは、芸術家(アーティスト)であるわけで、画家や書家、ならびに音楽家、シェフ、美容師などと同列に位置する。
家族写真を撮るのは、クラシックコンサートを聴きに行くことと、芸術的行為に触れるという意味で同じである。
毎日のように家で料理を作っていても、たまにはレストランで食事をするように写真を撮ってもらえたらと思う。たとえ子どもが大きくなったとしても。

そんなことを考えながら電車に揺られている。広島まであと一時間。