三原由宇出張写真室

2017年11月30日木曜日

東海道本線京都駅 18:00


 

 
 
今夜の宿泊地浜松まで4時間半。JR西日本と東海の新快速にお世話になる。
 
浜松に着いたら先週買ったウィスキーが底をついたので新たに調達せねばならない。ついでに洗濯もしなければならない。データのバックアップとか、メール返信とかは電車の中でやる。ノマド生活あと3日。
 

京都市左京区松ケ崎井出ケ海道町 17:16


  
 
 
 
七歳女の子の七五三前撮り。
彼女の上には二人の兄がいて一緒に遊ぶ。12歳の長男くんがいいまとめ役になってくれて撮影しやすかった。
 
神社でひと通り撮影したあと、当初予定していなかったご自宅でも撮影。アルバム付きプランを選んでいただいたので、撮影時間が1時間半ある。小学生の彼女は三歳児のようにぐずることもないし、歩くのも速い。かくして神社での撮影は順調に終わってしまうのである。
突然の訪問で申し訳なかったが、ママが必死に家の中を片付けている間、普段着に着替えてもらって家の前でまたひとしきり遊ぶ。今日も一日中遊んでばかりだ。
 
撮影終えてデータをSDカードにコピーしている間、子どもたちが撮ったばかりの写真に見入っている様子を眺めていた。お兄ちゃんは妹の写真を見ながら「この表情がいい」などと言う。いつか彼らが大人になったとき、今日の写真をどんなふうに見返すんだろう。
 
 



岐阜バス伊奈波通り 12:21

  
 

 
 
七五三の撮影。
いざ始めようとすると「このあたりでいいですかね」とパパがいきなり家族を整列させようとする。僕はそういう撮影しないのです。子どもとまだ全然遊べてないのに笑顔になるわけがない。
それまでかしこまっていた男の子は、僕がイチョウの葉っぱを投げて遊ぶと、ふざけてもよいのだとわかって自然に笑うようになる。
  
そんな彼は拝殿の前できちんと手を合わせると、自分から「かみさま、いつも○○(名前)をみまもってくれてありがとう」と言い、後ろに並んだ大人達を驚かせた。今秋撮影した子らの中では一番の出来であった。
 
撮影終えて次の撮影場所へ移動する。バスで岐阜駅へ、東海道線で名古屋へ、「のぞみ」で京都へ、地下鉄と京阪を乗り継いで出町柳まで。
こんな非効率な仕事のやり方ではいかんと思うのだが、なぜかやめられない。
 
 



2017年11月29日水曜日

京都市上京区京都御苑 16:07





  
 

 
 
結婚式の前撮り。
幸いにほとんど雨に降られず、美しい紅葉を背景に撮影を終える。
6月にエンゲージメントフォトを撮影した二人は無事に結納を終えて、これから少しずつ結婚式の準備をすることになるだろう。彼女は撮影用に小物をいろいろ持ってきていたのであるが、写真が好きではない彼に遠慮してか、なかなか言い出せなかったようだ。撮影の終わりになって「こんなの持ってきたんですけど」と言いながら出してくる。控えめな人である。
 
撮影終えて京都御苑を歩く。広大な御所が雨上がりに霞みながら暮れてゆく様子は幻想的だ。かつての平安京の頃にもこんな感じの宵があっただろうと想像したりする。
御苑の中は通り抜け自由なので、陸上部の高校生が猛スピードで駆け抜けていたり、アジア系の外国人旅行者がはしゃぎながら写真を撮っていたり、ビール缶片手にふらふら歩く老人がいたりと、いろんな人がいて楽しめるが、敷地があまりに広大すぎて気になることはない。一人佇んで思索にふけっていたくなるような空間であった。
 
が、実際は誰もいないのをいいことに自撮りして遊んでいた。

  





東海道本線瀬田駅 13:20

  
 
 
 
琵琶湖のほとりにある子ども服のお店「Le Puju」さんのオリジナル商品撮影。
http://lepuju.com
 
モデルとなるのは赤ちゃん4人と2歳の子ども2人。まずは赤ちゃんから撮り始めるが、母親にしがみついて離れない子がいて馴れてもらうまでに時間がかかる。小さなお店に子どもが多く騒がしいから赤ちゃんも落ち着かない。親はスマホで我が子の写真を撮るのに忙しい。撮影向きの環境ではないけれど、なんとかがんばったつもり。
 
撮影終えてお店を出ると小雨がぱらついてきた。駅までは徒歩約30分である。途中のドラッグストアでビニール傘を買う。歩きながらぼんやりいろんなことを考える。すぐに忘れてしまうのだが、歩くのがいいのはこういうときである。車を運転しながらでは考え事にふけることはできない。みんなもっと歩けばいいのにと思う。
 
 





大阪環状線大阪駅 8:22



 


 
今日は大津と京都で撮影。そのあとは岐阜に移動するので総重量約40kgの荷物を両肩に提げてラッシュ時間の大阪駅をかいくぐる。それでも東京に比べれば空間にまだ余裕があると感じる。京都方面への新快速でも座れたから東京よりよほど恵まれていると感じるが、東京が異常なだけかもしれない。
 

2017年11月28日火曜日

大阪府箕面市今宮 16:01



  
 

 
3年前のお兄ちゃんに続いて弟くんの七五三撮影。
紅葉が美しく彩る参道を訪れる人は誰もいない。なんと贅沢な空間か。
兄弟二人のカットではお兄ちゃんがモデルばりのポーズを見せてくれて大いに笑う。ママにとってはよい記念になったことだろう。
 
今日の2件の撮影はともにスナップライトプランであった。1時間11000円でレタッチするデータは10枚である。
高いと感じる人もいるだろうし、安いと感じる人もいるだろう。
「適正価格」というものについて考えてみる。何をもって適正というかは個人の主観によるであろう。値段をつけるフォトグラファーと依頼するお客さんとの間で価値が合えばそれが適正なのであって、さまざまなフォトグラファーの撮影料金を相対化して適正かどうかを判断するのはナンセンスである。
   
バスで北千里まで出てスーパーで夕食の買物。地元の人に混じって惣菜をのんびり物色しているときが楽しい。ホテルのある西成のドヤ街までは乗り換えなしで帰れる。
 
 




大阪府豊中市新千里東町 13:47



 



バスに乗り換えて2件目の撮影に向かう。
なんとなく昭和の匂いがする千里中央。ショッピングモールの「せんちゅう」という響きもかわいい。
 

大阪市住吉区住吉 12:38




  
 
 
 
七五三の撮影。
大きな神社の近くには必ず写真館があり、その前を通るたびになんだか申し訳ない気持ちになる。

撮影も回数を重ねると「撮られる」という意識がなくなるのか、パパとママは暖かい陽射しを浴びながら子どもとのんびり遊び続ける。カメラに対してまったく構えることがない。数えてみたら今日が6回目の撮影でした。
撮影終えて女の子からかわいいプレゼントをもらう。小さなビーズみたいなものを組み合わせてカメラと「YUU」にしている。どうやって作るのかわからないけど、よくできている。ありがとう。
 
新今宮で地下鉄に乗り換えるついでに「南海そば」でお昼ごはん。厨房でリーダー格と思しき太めのおばさんが他のパートさんに歯切れよく指示を飛ばしている。「○○さん金曜日休まんといてや!はいわかめうどん1番さん!」小気味よいので録音したいくらいだ。写真だけでなくて音のコレクションもいいだろうな。
 
 




2017年11月27日月曜日

東海道新幹線東京駅 17:53


 
 
 
大阪へ。
 
アップルストアへPCを持っていくと、昨日は即日でできると言われた修理に3〜5日かかると別の人が言う。眉根を寄せて「あなたに同情します」というような表情を浮かべる彼は毎日そういう表情を作るのであろう。とても手慣れている。彼に文句を言うだけ労力の無駄なので、さっさと諦めて東京駅に向かう。
担当者が変わるとまったく無責任になれるのが組織のいいところである。
 

東北新幹線宇都宮駅  15:59

  
 
 
 
従弟家族の七五三写真を撮る。
年一回しか会わない子どもたちだけど、ようやく僕のことを覚えてくれたような…

神社の広い境内には誰もいない。思う存分遊びまわる子どもたち。彼らの遊びに終わりはない。エンドレス。ひたすら遊び続ける。
遊びをせんとや生れけむ、戯れせんとや生れけん
は「梁塵秘抄」(平安末期)の中の歌だが、昔から子どもはそういうものであるらしい。
この歌の続き。
遊ぶ子供の声きけば、我が身さえこそ動がるれ
歳を取ってもそうでありたい。