三原由宇出張写真室

2019年7月31日水曜日

名古屋鉄道空港線中部国際空港駅 5:22

   
 


名古屋への上りの一番列車で空港を後にする。
 
そこそこ寝られたようなそうでないような。床はひんやりしていて、今の時期はよいけど冬は無理だろうなあ。
 
 
電車は名古屋へ通勤する人たちを乗せて走る。吊り輪に掴まって揺られるサラリーマンたち。こんな朝早くから出勤するのか。
 
こちらは旅の途中である。真夏の暑さの中、真面目に毎日会社に行く人たちになんだか申し訳ない気持ちになる。 
 
それぞれお互いの役割があって比べる必要はないのだけど、どうして「他人に対して自分は」と他者を自己評価の基準に入れてしまうのだろう。
 
 
いつものように東海道線から山陽線に乗り継いで尾道に着いたのは午後2時過ぎ。
 
照りつける陽射しの下、寝不足の体で細い路地を上る。ようやく帰ってきたという気がする。
 
涼しい北海道もいいけど、尾道が好きだ。







 

2019年7月30日火曜日

本日の宿

  
 
 
中部国際空港(愛知県常滑市)
 
着いたのが23時過ぎ。最終電車で金山か名駅に出てもよかったのだがネカフェやカプセルに泊まるより空港野宿を選ぶ。
 
セントレアは日本で一番優しい空港。1階到着ロビーはエアコンが効いてて24時間開放。コンビニ(ローソン)も営業してる。
 
僕と同じような人たちがちらほら。
 
写真を撮ったベンチにはアジア系の若い夫婦が来てトランクの上に赤ちゃんを寝かせる。あまりに小さかったので三ヶ月かと聞いたら、一ヶ月だと言う。びっくりした。たくましいと言うほかない。
 


函館本線岩見沢駅 16:25

  
 
 
 
名古屋行きの飛行機が出るのは21時過ぎ。
 
時間はたっぷりあるので、岩見沢から室蘭本線で苫小牧を経由して新千歳空港へ行く遠回り。
 
エアコンのないキハ40は部活帰りの高校生たちでいっぱい。開け放した窓から夏の風が車内を吹き抜ける。快感すぎる。夏の「汽車旅」はこうでなくちゃいけない。
  
これを体験するためだけに北海道に行ってもいい。これから非冷房のキハ40はだんだん少なくなってゆくし、風を感じられる列車に乗れるのは今のうちだけだ。
  
傾きかけた陽射しを浴びつつ、ただぼーっと列車に揺られる贅沢な時間であった。
 










函館本線砂川駅 15:50


  
 

  
5年前に結婚式を撮影したご縁で、奥さんのご実家に呼ばれるのは今日で2回目。
 
ふだんなら彼女のご両親だけが暮らす家には、都会から姉妹家族が五歳の子どもを連れて帰省している。
 
朝から水を得た魚のように家の中を縦横無尽に遊びまわる子らをじっと立たせて、七五三の着物を着せるだけで大人たちは疲労困憊してしまう。
   
女の子はすんなり着てくれたが、男の子は嫌がって泣き騒ぐ。それをなんとかなだめすかして着させて、神社へ出向く。着付けの途中で僕も手伝ったのだけど、なかなかたいへんでした。
 

 
砂川神社の広い境内は他に訪れる人もなく、子どもたちの声が空に吸い込まれてゆく。
 
拝殿で手を合わせて記念写真を撮って、また家に帰ってみなで食事に行く。
 
ただそれだけなんだけど、やっぱりそれは家族にとってのハレの日で、子どもがいるっていいことだな、と思わせてくれる。
  
食事の席で、子どもたちが他愛もないことで笑い転げてるのを見た親(大人)たちは「こんなんで幸せになれるのはいいよね」と言うけど、幸せそうな子どもを見ているのが大人にとっての幸せなのではなかろうか。
 
 
 
それにしても今日は暑かった。
 
ご実家には当然ながらエアコンがない。リビングに扇風機が1台あるだけ。それも最近買ったばかりらしい。
 
昼寝もせず遊び続ける子どもたちを尻目に、今日の行事がすべて終わった大人たちはぐったりしている。
 
あとで調べたら、空知地方で7月に30℃を超えたのはこの日だけであった。
 
子どもは元気だ。大人のみなさん、本当におつかれさまでした。