三原由宇出張写真室

2018年6月30日土曜日

東京都渋谷区恵比寿南 15:48




 
  
 
東京は昨日梅雨明けだと聞いてにわかに信じられないが、見上げる空は真っ青に晴れ渡っている。
 
陽射しは容赦なく照りつけて、テラスでの挙式に続いて集合写真を撮られるゲストたちは、さながら我慢大会に参加しているような顔でカメラを見上げる。
 
披露宴冒頭で司会者さんが、新郎新婦の馴れ初めは恵比寿で行われた「街コン」だと言うと、ゲストからどよめきが起きた。撮影する僕の近くにいた新郎の上司は「そんなこともあるんだねえ」と、感心したように隣の人に話しかけている。
 
人の出会いはみな偶然であろうが、縁とは不思議なものだといつも思う。
 
新郎は結びの挨拶でバランスのとれた夫婦になりたいと言う。完璧ではない二人がお互いに補い合うということだそうだ。それはつまり「割れ鍋に綴じ蓋」ということ。お酒好きの二人であった。結婚おめでとう。末長くお幸せに。
 
メゾンプルミエールでは初めて撮影したのだが、キャプテンさんをはじめみな親切でよい式場であった。バンケットも広くて明るく撮りやすい。ナチュラルな雰囲気が好きな新郎新婦ならおすすめです。
  
撮影終えて外に出るとすぐにネクタイを外してジャケットも脱いだ。日傘をさして歩く婦人が多い。ビルの谷間の工事現場で作業する人たちの額に玉の汗。本当に梅雨明けしたんだ。
 
 
















2018年6月29日金曜日

JAL264便 広島→東京







中国バス三原ー広島空港線三原駅前 16:42


 
 
 
インスタにはMacから写真をアップロードすることにした。
 
アカウントを複数作らなければならないような感覚にさせるのがインスタである。一人で三つのアカウントをこまめに更新するなんて、昭和生まれの人間には無理があったのだ。
 
更新するアカウントはひとつにして、それもPCから写真をアップするようにできればなんとか続けられるだろう。
 
Macからインスタに写真をアップするウラ技は以前から知っていたけど、複数の写真をまとめてアップできないという制約があった。
 
それを克服する方法が、つい最近リリースされた「IGTV」というよくわからない動画閲覧機能である。
何枚かの写真を15秒以上のスライドショーにしてアップすればいいじゃないか!思いついた自分を褒めたい。
 
しかし、このIGTVはスマホ画面に即した縦サイズ(9:16)の動画でないとアップできないらしい。
カメラを縦にして撮影するのは簡単だが、それを動画ファイルで書き出すとみな横(16:9)になる。
  
縦の動画はどう作るんだ、とネットで検索して試行錯誤。
40代半ばの脳は、処理速度が落ち始めているのを実感するが、ようやく手順を覚えて動画を書き出し、アップロードする。
  
これも仕事のうちなのだけど、側から見たらSNSで遊んでいるように見えるかもしれぬ。
フォトグラファーは写真を撮るだけではやっていけない。
   
こちらのアカウントにアップするので、みなさまインスタのフォローもお願いします。
https://www.instagram.com/miharayuu/
 

2018年6月28日木曜日

尾道 17:37

 

 
 
 
発送作業をしながら、ホームページに載せている撮影プランのことを考えている。
 
年々積み上がる仕事は、撮影後の作業が多いことが原因であろう。
レタッチもさることながら、DVDを送るためにジャケットを作ったり封筒に宛名を印刷したりという作業に細かな時間を要している。
 
この数年で写真を見るデバイスは、ほぼスマホ一択となった。
スマホ以外で写真を見ることはほとんどない。プリントもしかり。
 
好むと好まざるとに関わらず、世の中の大多数の人たちがそうなのだから、写真を撮って届ける僕もそれに合う方法にしてゆくべきだろう。
 
というわけで、当日撮った写真はすべてスマホで見られるようにします。その代わり、現在その場でお渡ししているSDカードはオプションにします。
 
そのほか、20ページのアルバムを追加します。スナップライトプランでもアルバムを制作できます。
スマホの小さな画面で見るよりずっと写真の良さを知ってもらえると思います。
 
新しい撮影プランの受付は7月2日から。

 
 

2018年6月26日火曜日

尾道 17:14



 
 
 
商店街には七夕の飾りがなされている。
毎週土曜日には屋台が軒を連ねる「土曜夜店」というイベントが行われるが、僕の週末はほぼ例外なく出張だ。
 
 
作品撮りの撮影場所を探す。
グーグルマップの航空写真で大まかな見当をつけてストリートビューで確認する、の繰り返し。
 
しばらく没頭してやってふと気がつくと、遠く離れたその場所に行ってきたような気分になっていた。
 
グーグルのおかげで、まったく土地勘のない場所でも、現地の様子がわかるのは助かる。モニタに映し出される街角や風景の写真だけで、撮りたい写真のイメージが湧く。あとは実際に撮影する日の光と、当日発見する構図を楽しみにしていればよい。
   
どこかいい撮影場所を教えてください、という問合せがたまに来るけど、その人の住所や希望しているであろう写真によって「いい撮影場所」は違ってくる。
 
基本的に撮影場所のおすすめはしていない。その人が自分で探した場所で撮るべきだと思っている。そのほうがより思い出になると思うから。よほどヘンな場所でない限り、いい写真にする自信はある。
  
一番困るのは何のゆかりも思い入れもない場所を指定されたときである。出張撮影の意味がないと思う。
 
 

2018年6月24日日曜日

山陽新幹線新大阪駅 19:04


  
  
 
 
 
数分間隔で16両の高速列車が走る国は日本くらいであろう。
 
東京駅でどの「のぞみ」に乗ろうかと案内板を見上げれば、新大阪行きの3分後にもう一本の新大阪行き「のぞみ」がある。迷わずそれに乗ったら自由席は数えるほどしか乗客がいない。 
 
わずか3分差だから日曜午後の乗客が分散するかと思えばそうではないらしい。日本人はもうちょっと余裕を持ったほうがよいのではないか。
 
結局新大阪まで、3列シートの隣には誰も座らず至極快適に移動する。
 
しかし、乗り換えた「さくら」の自由席は満席であった。新神戸や姫路からも乗ってきて通路までいっぱいになる。なぜこんなに混んでいるのか、福山で降りてちょっと謎が解けた。赤いユニフォームを着た人たちがぞろぞろと降りる。
 
今日のカープは甲子園球場でのデーゲームである。タイガースを3タテにした試合を見た人たちに疲れの色はない。
 
 




中央本線西八王子駅 15:14

 

 
 
 
河川敷のグラウンドでは五歳くらいの子どもが遊んでいる。
陽射しはあるが、まだ帽子は被らなくてもいいかもしれない。もうひと足で肌を刺すような夏の日照りになるだろう。
幸運な梅雨の中休み。
 
おむつのCMに出てきそうな男の子は今日が一歳の誕生日だそうだ。おめでとう。
僕がなにかリアクションしてもあまり反応してくれなかったけど、ご機嫌よかったようでよく笑ってくれた。
 
おうち中は、一目見て相当がんばってきれいにしたと思える。
あまりにも片付き過ぎていて日常感にやや乏しいが、それはそれでよいことだ。

ふだんのありのまま部屋の姿をフォトグラファーに見せるのは勇気がいるだろう。でも僕としては散らかってるほうがどちらかといえば嬉しい。

「とある日」で撮っているけど、散らかった部屋の様子なんて写真に撮ることはない。それこそ記念になると思うのだけど……どうでしょうかね。スタジオっぽいきれいな写真を撮るなら、部屋の一部分だけさっと片付ければ十分に撮れます。
 
パパとママとは4年前の結婚式撮影以来のこと。
久しぶりに会って元気そうな姿を見るのはなにより嬉しいものである。
 
 







2018年6月23日土曜日

東京都渋谷区神宮前 18:55


  
  
 
 
薄暗い神社の境内の木立を抜けるとパステルカラーの明かりに包まれて若者がぞろぞろ歩く竹下通り。雅と俗が隣合わせに存在している。
 
今日は披露宴だけの撮影だったにもかかわらず、なかなか難しかった。結婚式の流れを決まったように撮るのではなくて、二人の気持ちがあとからでもわかるように撮りたいと思うが、見えないものを撮るのは難しい。.
 
撮影は式場専属のフォトグラファーさんと一緒であった。僕より若干年上と思われる小柄な彼は、ここぞという場面では露出計を取り出し慎重に撮影する。おそらくこの仕事が長いのであろう。丁寧に撮っているのがよくわかる。.
 
ただ、彼は常にディフューザーをつけたストロボを発光させていたので、同じ場面でも仕上がる写真は僕とだいぶ異なるだろう。
 
それは彼と僕のどちらがいい写真かという問題ではなく、撮る人によって写真はまったく異なるというだけのことである。.
 
雨の日の結婚式は縁起がよいとされる。
雨上がりの地面が固まるように堅実な家庭になるとか、この先の悲しみを洗い流すとか。
 
そういう結婚式であってほしいと思いながら撮る。.
 
新郎新婦は似た雰囲気の二人であった。結婚おめでとう。きっと末長く幸せになるだろう。