三原由宇出張写真室

2017年9月30日土曜日

東京都千代田区丸の内 17:56



 
 
 
結婚式の前撮り。
物静かな二人は、はしゃいだりすることがない。言われたままのポーズをしっかりこなそうとするが、あいにく僕は固まった写真を撮りたいわけではない。二人が自然に緩むのを待つ。
 
東京駅舎を背景にした写真は前撮りの定番カットである。
二人してカメラに背を向け、彼女だけが振り向く、という写真を撮ってほしいと言われてカメラを構える。そのポーズになった彼女は「これで合ってますか?」と僕に聞く。そんなことを聞かれてもわかるわけがない。おそらく彼女はインスタか何かで同様の写真を見てそう言っているのだろう。
まるでヘアカタログのように、これと同じ髪型にしてくださいと言われているようなものだ。
 
いっそのこと、誰かが前撮りポーズ写真集を作ってくれないだろうか。カップルはそれをフォトグラファーに見せながら同じ写真を撮ってゆくのである。とても簡単でわかりやすく間違いがない。
ただし、非常にツマラナイ。
 







東京地下鉄東西線早稲田駅 14:32 

 

 
 
七五三の撮影。
五年前からの女の子はすっかりカメラを意識するようになっていて、もう一緒に遊んだりしてくれない。ポーズは取ってくれるけれど、僕がふざけても自然にくしゃっと笑うことがなくなったのは、ちょっと寂しいものである。
 
次に着物を着るのは成人式だねと言うとママも同意する。関東で十三詣りをする人は少ない。来年も彼女に会えるかどうかわからないが、仕事は変わらず続けたいと思う。
 
 





西武鉄道新宿線田無駅 12:57


  
 
 
 
神前式の撮影。
暑くもなく寒くもなく、いい季節になった。
田無神社は初めて。拝殿が狭いので宮司さんに立ち位置の確認をする。「好きなように動いてもらっていいですよ」と言われて驚く。ほとんどの神前式では祝詞を唱えるときは撮影しないのが通例だが「撮ってもらっていいです」と言われてまた驚く。
 
式が終わると神社が用意した紙吹雪を参列者が参道に並んでそれを二人に降らせる演出まである。なおかつ「カメラマンさん、準備はいいですか」と確認してくださる。さらに集合写真は境内にあるベンチを動かして使ってよいという。素晴らしすぎて感激だ。こんなにフレンドリーな神社が東京にあるとは思わなかった。
これから結婚式される方へ、西武線田無駅から徒歩10分の田無神社はおすすめです。
 
 
 





2017年9月29日金曜日

京浜急行バス久留和 18:47


  

 
 
 
結婚式の撮影。
秋晴れのよいお天気で、夕暮れ時には富士山がシルエットになって現れた。式場のプランナーさんによると、この時期で富士山が見えるのは珍しいらしい。
ごく内輪の小さな結婚式ゆえ、スケジュールもゆったり。新郎新婦は友人たちとの会話を楽しむ。時間に余裕があったので、スケジュールになかった全員の集合写真を撮らせてもらう。

結びの挨拶で新郎はメモを見ずに堂々とスピーチをして喝采を浴びる。
スピーチは多少つっかえても話しが支離滅裂でも構わない。結婚式に来てくれた人たちに自分の気持ちを話しさえすればよいのである。
これから結婚式する新郎は、ぜひがんばってメモを見ないでスピーチしてもらいたい。そのほうが断然いい写真になるから。
 







京浜急行バス逗子駅前 10:39


 
 
 
本日の撮影に。いい青空である。
電車の中で12月のスケジュールをアップ。気がつけばお彼岸も過ぎていて、今年もあと3ヶ月あまりというのがウソのようだ。
 
今年も大晦日は撮影を入れないことにする。とくに何かするわけでもないが(家で仕事すると思うが)、一年の締めくくりと始めの日は大事にしたい。
 

2017年9月27日水曜日

小田急電鉄小田原線生田駅 16:49



 

 
 
 
家族写真の撮影。
7歳と4歳の兄弟はよくふざける遊ぶ。アホ男子として真っ当な道を歩んでいる。
そんな彼らと遊ぶのは、女の子とはまったく違う楽しさがある。
 
帰り道、バスの時刻まで15分くらいあったので駅まで約1.5kmほど歩く。昔は畑ばっかりだったところだろう。かすかにその名残が見て取れる。道端にオシロイバナが咲いていて、久しぶりに匂いを嗅ぐ。ユウゲショウ(夕化粧)ともいうらしい。子どもの頃は花の蜜を吸ったこともある。今の子どもたちはそんなことするんだろうか。
花の写真を撮ってまた歩く。バスより早く駅に着いた。
 
 





東京都新宿区新宿 12:34

  
 
 
 
家族写真の撮影。
弟くんのお宮参りのとき、お兄ちゃんがかなり引っ込み思案だったので、いつもの遊びモードを彼に合わせる。その子によって遊びのペースや面白いと感じることは違う。また成長によっても変わってくるから、毎回の子ども撮影は手探りである。

曇り空で秋風が吹く日であった。撮影していてもそれほど汗をかかずにすむ。
新宿御苑の入口付近に、新宿御苑の由来を記した小さな案内板がある。付近がかつて「内藤新宿」と呼ばれていたのは知っていたが「内藤」が内藤家という家康の家臣であったのは知らなかった。今も内藤家は新宿のどこかで存続してるんだろうか。
 
 





2017年9月26日火曜日

東京都台東区日本堤 17:40


 
 
 
今日は撮影ないのでホテルにこもって仕事。
午前0時に受付開始した11月26日日曜日の予約メールが、1日としては過去最高に多かった。
たいへんありがたいことである。が、そのメールにひとつひとつ返信…するとさらに別日の問合せ、場所を調べて移動時間を計算して返信…というのを繰り返していたら今日が終わった。
ここまでメールが集中するのは今日だけだろう。画像処理などがまったく進まなかったのは困るが、しかたがない。
仕事はもうちょっと少なくしたいです。
 

2017年9月25日月曜日

東京都千代田区外神田 17:40

  
 
 
 
銀座へ行き、ニコンのサービスセンターで修理の終わった16-35mmを引き取り、おととい結婚式場の池に水没させた18-35mmを修理に出す。窓口氏は「できるかどうかわかりませんけど」と言っていた。修理可能なら1万9千円かかるらしい。

そのあとアップルストアに行き、昨年買ったMacBookProを修理に出す。モニタに縦筋が入っていたのを我慢しながら使っていた。窓口氏は「モニタの交換になります」と言っていた。修理代の金額はメールで知らせてくれるらしい。
 
そのあと秋葉原のヨドバシで傷が目立ってきたレンズフィルターを新調。レンズコーナーで気になっていたタムロンの15-30mmを触ってみるが、あまりの大きさと重さに買う気が萎える。

そのあと秋葉原の裏通りで当日渡し用のSDカードを購入。昨年より3割くらい値上がりしている。SDカードの値上がりで利益が約2〜3%減る計算。メイドカフェの客引きをすり抜けながら、撮影料金を上げようかどうしようかと悩む。

秋風が財布の中を吹き抜ける。
 
 


中央本線立川駅 14:24


  
 
 
 
家族写真の撮影。
四歳になった女の子は撮影時間の間、ほぼ走りっぱなし。彼女にとってみれば「走りたいから走る」わけで、疲れるからやめておこう、などとは露ほども考えない。
感じたままの行動は、大人にとって多くは「分別がない」などと批判されることになる。理性が歯止めをかける。しかしそれははたしていいことなんだろうか。感情のままに動くほうが、生物としては本来あるべき姿なのではなかろうか。と、走る彼女の後ろ姿を追いかけながら考える。
  
撮影終えて、パパがしみじみと「(子どもが生まれて)四年が経ちました…」と言う。だが子育ての道のりはまだ長い。僕は父娘それぞれの視点から見た家族の姿を描いたトヨタのCMを思い出す。

CMでは幼い娘が成長して親離れし、結婚して彼女の赤ちゃん(孫)を産んだところまで続く。
お宮参りで初めて会った彼女はずいぶん大きくなったような気がするけれど、家族の物語としてはまだ序盤にすぎない。僕はいつまでその物語を撮ることができるだろう。

お昼ごはんとチョコモナカジャンボをいただきました。ありがとうございました!