三原由宇出張写真室

2019年4月30日火曜日

南海電気鉄道南海線住吉大社駅 12:27


  
 
 
 
阪堺電車の通りに面した住吉大社の入口は朝からいろんな人たちがいて面白い。
 
お参りに来る人たちのほかには、太鼓橋で写真を撮る外国人旅行者、ベンチに座ってタバコをふかすおっちゃん。そこにカメラバッグを提げてたたずむ僕。 
  
とても大阪らしい神社で僕は好きだ。社殿が四つもあって、どの社殿の前で撮ろうかといつも軽く迷う。
 
 
 
七五三の着物を着た女の子はなかなか一緒に遊んでくれないが、それでも笑顔の写真が撮るのは難しくはない。
 
彼女には八歳のお兄ちゃんと一歳の弟くんがいる。
 
彼女と遊ぶと、相手にされないお兄ちゃんは飽きてつまらなさそうになる。それをフォローしながら撮るのがたいへんだ。
 
主役の七五三写真が撮れればよいのかもしれないが、親はやはり三人の子どもが揃って笑う写真を撮って欲しいだろう(と思う)。
 

 
撮影終え、梅田まで出て尾道に帰る。
 
大阪駅のうどん屋さんに入って「きざみそば」を注文すると食パンを縦に刻んだような薄揚げが乗ったものが出てきた。蕎麦を食べたかったらまずオレたちを食えとばかりに麺を覆っている。なんか…思ってたんとちゃう。
 
とりあえず食べるが、なんだか釈然としない。
 
「きざみ」はもっと小さく細いものではなかったか。
 
想像は期待と近似値である。想像と違うものには満足度が下がるのだろうか。撮影でも。
 














2019年4月29日月曜日

尾道 16:49


 
 

結婚式はしないんです、という言葉を二人から聞いたとたんに、責任という重みが一気に増す気がする。
 
前撮りということで撮影をお受けしたのだが、撮影を始める前に結婚式はいつかと尋ねたらその答えだった。
 
  
それによって写真が変わるということはないのだけど、今日撮る写真がそのまま二人の結婚記念写真になると知れば、なんとかいい写真を撮ろうと思う。
  
 

千光寺山の中腹にある、古民家を改造したおしゃれなペンションから撮影を始め、ポンポン岩まで上がったあと、坂を下りながら写真を撮る。
 
海岸通りまで行き、向島へ渡船で往復して、また坂を上がってペンションにたどり着いたところで雨が降り出した。今日は運が良かった。
 

 
二人はもともと東京に住んでいたのが、彼の仕事がリモートワークで成立するらしく、彼女の実家に近い兵庫県に引っ越したという。
 
彼は東京に未練はないようで、マンションの部屋が広くなったのを喜んでいた。僕も同じような移住者として同感だ。いったん東京を離れて地方に移住すると、一気にQOLが上がるのである。
 
 

音楽を通して知り合ったという二人は静かに笑う。リラックスした雰囲気の彼女に比べ、彼はつねにぎこちない。でもそれが彼らしい姿なのだと思うから、その通りに撮る。
 
尾道の古い家並みと二人の姿がよく似合う。10年後くらいにまた二人をここで撮ってみたい。
 
結婚おめでとう。末長くお幸せに。
 














2019年4月28日日曜日

東海道新幹線東京駅 16:42





明日は朝から尾道で撮影予定なので、今日中に帰らねばならない。
 
つまり、今日中に着けばよいのであるから、僕は比較的空いている新大阪止まりの「のぞみ」に乗り、「こだま」に乗り換えた。^
 
山陽新幹線の「こだま」はなぜこんなにもフリーダムなのだろうか。
 
ガラガラに空いた車内でお酒を飲む心地よさといったらない。JR西日本は「こだま」の特急料金を半額にすべきである。車内に僕のような酔っ払いをのさばらせておくのは、世界に名だたる「シンカンセン」の沽券に関わる。 

  


西武鉄道池袋線清瀬駅 12:58






 
 

神社の境内は木々の若々しい緑に彩られて美しいのひと言に尽きる。
 
それを背景に赤い着物を着た三歳の女の子が立つ。鮮やかだ。
 
前撮りではない七五三撮影。 
 
ゴールデンウィークから五月下旬にかけてはお参りにも撮影にもベストなシーズンだと思う。着付けも神社も空いているし、何より新緑が美しい。
 
秋に七五三を予定しているなら春から初夏のこの時期に済ませておいたほうがいい。当日が慌ただしくなければ子どもの機嫌だっていいし、何より疲れないから。
 
 

撮影終えたあと、神社の近くに大衆食堂を見つけて入った。 
 
神社の参拝客をあてにしたような立地だけど、昼時の店内に客の姿はない。カウンターの上に置かれたテレビはNHKの「のど自慢」を映している。
 
久しぶりに見た「のど自慢」の番組スタイルは僕が子どものときに見たときのまるで同じで、感動すら覚える。
 
「改革」や「刷新」といった言葉が賑やかな昨今。変わらないものには安心感がある。僕もそうありたい。
 
















東京都清瀬市上清戸 10:09



 
駅前のケヤキの並木道は立派なのだが、それが途切れたあたりに突如広がる畑。何を作っているんだろう。その向こうに戸建ての住宅地が見える。

清瀬駅で降りたのは初めてで、限りなく埼玉的な風景が東京都にもあるのだと知った。
 
もっとも清瀬市の隣は所沢市だから不思議でもなんでもない。
 
古い昭和的な街並みが好きだが、意外性のある風景も好きだ。