三原由宇出張写真室

2017年4月30日日曜日

横浜市交通局若葉台中央 18:10

 



 
本日の撮影終了。三件目は一歳の誕生日記念写真。
お客さんは外での撮影をご希望。しかし、いざ撮り始めたものの、やはりまったく笑ってくれず。早々にご自宅での撮影に切り換える。
白い布団用マットを敷いてもらってそこに座らせると、安心したようにすぐにおもちゃで遊び始めた。まだ歩けない赤ちゃんは、外より家の中で撮影するほうが笑顔になる確率は高い。
 
夏を迎えようとする季節。日が長くなって、夕方5時半でもまだ十分明るい。
昼間は明るいから写真映えするだろうと思う人は多いが、真上からの光が強すぎて撮影しづらいというのはもっと知られるべきか。日が傾いてからのほうが光が柔らかくなる。その人の好みにもよるけれど。
バスが青葉台駅に着く頃は日は沈み、深い藍色の空。見上げるとイチョウの梢に三日月が乗っていた。
 
 


本日の車窓から(東急電鉄田園都市線二子玉川〜溝の口)

東急電鉄目黒線武蔵小山駅 14:45



 



 
二件目の撮影終了。ハーフバースデーの赤ちゃん。
なかなか馴れずに笑ってくれなくて、パパとママは疲れただろうと思う。

撮影のとっかかりは難しい。よくあることなのだが、撮影が始まるなり「さあ撮ってくれ」と言わんばかりに子どもをカメラの前に差し出すようにされると困る。フォトグラファーがすぐに子どもを笑わせてくれるだろうと思うのかもしれないが、無理な話である。見ず知らずの大人にすぐににっこり笑いかける子どもはいない。たいていすぐに泣かれてしまう。
 
撮影終わって、パパから子どもの写真を撮るコツは何か聞かれた。ちょっと考えて「子どもを楽しませること」と答えた。
小さな子どもは愛想笑いなぞできない。楽しくなければ笑わないし、楽しければ笑うのである。子どもの前で大騒ぎしておもちゃを振っても子どもは楽しくならない。笑ってもらいたければ楽しませるしかない。子どもひとり一人楽しいと思うことは違うから、それを探る。写真を撮る以前の課題である。
 
 



東京都交通局大江戸線勝どき駅 11:53


 

 
  
一件目の撮影終了。一歳の誕生日記念写真。
あれこれ遊びつつ、ときどき見せる笑顔を撮る。
男の子らしく育っている様子がうかがえる。きっと二年後くらいにはアホ男子ぶりを発揮しているに違いない。
 
今日もよく晴れた。外を歩くのが気持ちよい。
隅田川にかかる勝鬨橋のたもとで、西欧人カップルが熱烈にキスを交わしていた。僕がそこを通りかかり橋の真ん中まで行って振り返っても、まだ続いていた。
二人の熱愛はさておき、そのキスシーンははさながら映画のようで格好良かった。青空のような清々しさであった。ドアノーならすかさずシャッターを切っていたに違いない。
もし日本人が同じことをしたら…と想像する。到底同じ雰囲気は出せないだろうなあ。日本人には日本人に似合うキスがある。
 
 



2017年4月29日土曜日

東海道新幹線新大阪駅 19:17


 
 
東京へ。
隣の席で、五歳くらいの男の子が母親とセリフまわしの練習をしている。「父上が〜云々」と言っているところを聞くと、時代劇なのだろう。テレビドラマか映画か。ちらりと盗み見れば、男の子はなかなか整った顔立ちをしていた。
   
僕も長崎ではなく東京に生まれていれば、人気子役になれたかもしれぬと思う。人生は平等ではない。
 

大阪市交通局谷町線谷町九丁目駅 15:54

  
 
 
 
本日の撮影終了。二件目もお宮参り。
今日は二件とも以前に結婚式を撮影したカップルの赤ちゃんのお宮参りで、なんともおめでたいことである。
まだ生後一ヶ月の赤ちゃんはほとんど寝ていたが、赤ちゃん語で話しかけて、なんとか目を開けてもらった。

高津宮(こうづぐう)の西側には、ラブホテルが何軒か建っている。
体にぴったりワンピースの若い女性と還暦前後とおぼしき男性カップルが二組、それぞれ違うホテルから出てきて、仲よさそうに手をつないで歩いていた。風薫る土曜日の午後。日本は平和である。
  
 


大阪市交通局谷町九丁目駅1号出口 14:18



 
 
またここに来てじっくり撮りたいと思う場所には、もう二度と来れないような気がする。
 
 

和歌山線隅田駅 12:11



 

 
一件目の撮影終了。お宮参り。
風が強かったのと、赤ちゃんが眠かったのとで前半は苦戦したが、抱っこしてあやすと泣きやんでくれて、なんとか笑った顔が撮れた。
 
早く神社に着いて境内を歩いていると、見覚えのある後ろ姿の人が写真を撮っていた。同じように出張撮影をしているフォトグラファーの林さんであった。三年先まで撮影予約が入っているという方である。
 
撮影終えて林さんと四方山話。地方の人にどうやったら家族写真の出張撮影を知ってもらえるかという話になる。広島でさえインターネットで出張撮影のフォトグラファーを探す人は少ない。お宮参りにしても、地元の写真スタジオで撮ってもらう人がほとんどであろう。十年、二十年という長い目で見れば少しずつ浸透してゆくだろうが、今すぐに地方での出張撮影が増えるきっかけになるようなものはない。
 
そういえばお坊さんの出張法要サービスが話題になったアマゾンさん、フォトグラファーの出張撮影サービスも始めませんか。
 
 


和歌山県橋本市古佐田 12:27


 

 
気になる街角。 
この路地の奥へ歩いて行きたくなる。
 

山陽本線尾道駅 6:05




 

 
大阪へ。今日から10日間の旅。
新大阪から御堂筋線で難波まで。南海に乗り換えて和歌山県の橋本まで。さらにJR和歌山線に乗り換えて隅田(すだ)駅まで。
  
連休初日。新幹線は混雑するかと覚悟していたら、さほどでもなかった。
新神戸から三人の子どもを連れて乗り込んできた家族がいて、一歳くらいの双子の女の子たちが新幹線が怖いのか号泣していた。パパもママもすでに疲労の色が見える。何かお手伝いしてあげたくなるが、そうもいかぬであろう。たまの家族旅行を楽しんでほしいと願うばかり。
 

本日の車窓(南海電鉄高野線堺東〜北野田)

2017年4月28日金曜日

尾道 18:42



 

 
発送作業をいくつか。
合間に雑用をこなす。さっきまで朝だったのに、気がついたら日が傾いていた。
  
5月1日から使う切符を尾道駅で購入。東京から東海道線で名古屋(金山)まで行き、中央線経由でまた東京に戻る。中央本線は塩尻を境に東西が分かれていて、発券するときには「中央西線」「中央東線」経由としなければならない。
窓口氏は、こんな面倒な発券なんて楽勝だぜ、というふうに手馴れた様子で画面を操作してゆく。でも中央西線はちゅうおうにしせんではなく「ちゅうおうさいせん」ですから。
 

2017年4月26日水曜日

本日の車窓(呉線安芸幸崎〜忠海)

広島県呉市広本町 16:39



  
 
 
 
本日の撮影終了。新規開業する整骨院のホームページ用写真撮影。
お店を持つのは初めてで、まだ手探りのよう。これから地元の人に長く愛されてほしいものである。
患者モデルは奥さんが務めた。六ヶ月の赤ちゃんを連れてきていたので、仕事用の撮影終わって家族写真を撮った。
  
三原から呉線に乗るのは久しぶり。
2両編成の電車に大きなスーツケースを持った外国人旅行者が目につく。忠海に着くと彼らはみな降りて行った。野生のウサギで有名になった大久野島に渡るのだろう。 
 
 

2017年4月24日月曜日

広島電鉄宮島線草津南駅 21:02





  
本日の撮影終了。ショッピングモールに新規出店するテナント店舗の撮影。
 
女子中高生向けの雑貨屋さんで、棚と商品が多い。ひたすらシャッターを切り続けたが、依頼された時間内ではすべて撮りきれず、延長していただいた。
百貨店時代に担当していた商品と似ていて、当時を思い出した。細かい商品が多いと、品出しや棚卸しが大変なのである。
  
広島市西部に新しくできる「LECT」というショッピングモールは、地元広島の会社イズミが運営している。東部にあるイオンモールと差別化を図るためか、ちょっとこだわったテナントが入るようだ。そういう店こそ広島の繁華街である紙屋町に出店してほしいものだが、昨今の商環境が変わったのであろう。
大衆文化も街からではなく、ショッピングモールから生まれる時代なのかもしれぬ。
 

本日の車窓(山陽本線尾道〜糸崎)

山陽本線本郷〜河内 15:50


 
 
 
広島へ。
まったく縁も何もない、とある会社からの撮影依頼。
どうやって僕を見つけていただいたのか、こちらが聞きたいくらいであるが、ともかくがんばって撮ろうと思う。写真が実際に使われるとかそうでないとかは、あまり興味がない。

 

2017年4月23日日曜日

本日の車窓(鹿島線十二橋〜香取)

東海道新幹線東京駅 18:13



 

 
尾道へ。8日間の旅の終わり。
車内で画像処理しながら、いつ飲み始めようか考えている。
日曜夜の下り「のぞみ」は混んでいて、やはり福山までは仕事するか。
 
今日の鹿島神宮では結婚式をやっていた。地元の写真屋さんが賽銭箱の横で脚立に乗り、70-200mmでひたすら新郎新婦の後ろ姿を撮っていたのに驚いた。どうやらフォトグラファーは拝殿に上がれないらしい。
自由に撮っていいという神社もあれば、場面ごとの立ち位置、写真枚数まで指定する神社もあるし、いろんな神社があるものだ。
 

鹿島線鹿島神宮駅 14:38



  
 
 
 
 
本日の撮影終了。五歳男の子の七五三前撮り。
長い参道の途中で飽きて動かなくなってしまったが、遊びに誘いながらなんとかもたせた。

七五三で子どもがグダグダになってしまうことはよくある。
そんなときに、つい「ほらがんばって!」と言ってしまうが、それは七五三が辛い行事であることを認めているようなものである。「これをがんばったら後で○○を買ってあげるから」というのもよくない。
子どもが七五三を楽しいと思うには、遊園地にでも来たような雰囲気をつくることである…というのはムリなことだと思うけど、そのくらいのつもりで七五三を撮っている。
  
鹿島神宮からは東京駅行きの高速バスに乗るほうが早いのだが、初めての鹿島神宮駅から鹿島線の電車に乗る。
駅を出るとすぐに鉄橋。電車の両側に水いっぱいの北浦が広がり、海の上を走っているような感じがする。電車からこんな景色が見られるのはここだけだ。もっと有名になってもよい気もするが、東京から近いせいかあまり紹介されないように思う。

 



東京駅高速バスターミナル 9:32



 
 
 
鹿島へ。
田んぼに水が入り、田植えが始まっている。水面に空が映し出されるのは今の時期だけだ。バスの窓から期間限定の眺めを楽しむ。
 

2017年4月22日土曜日

東武鉄道東上線朝霞駅 15:34

  
 
 
 
本日の撮影終了。二件目は六歳男の子の誕生日パーティー写真。
 
六人いると子ども同士でてんで勝手に動いてくれるので撮るのはそれほど難しくない。
子どもの写真で困るのは、子どもが固まってしまって動かないことである。大人はすぐに「じっとして」「動かないで」と言うけれど、そういう写真は非常にツマラナイのである。遊んでいるときの子どもの表情が一番いい。
 
 


総武本線稲毛駅 11:44

  
 
 
 
一件目の撮影終了。一歳男の子の家族写真。
あまり笑ってくれなかったが、泣かれずにすんでよかった。
 
花の多い季節で公園の花壇は鮮やかだ。秋に年賀状用の家族写真を撮ることが多いが、この新緑の時期を強くおすすめしたい。草むらで撮っていても、ヤブ蚊を気にしなくてよいのは非常に助かる。もうあと一ヶ月もすれば、緑の中での写真は虫除けスプレーが欠かせなくなるのである。
 
 

2017年4月21日金曜日

京浜東北線神田駅 22:14


 

とある家族の一日を撮った。
朝と、午後から夜まで。ほぼ一日お邪魔しっぱなしであった。
ごく平凡な一日のはずなのにドラマがあって飽きることがなかった。

それにしても、小さな子どもというのはどうして親の言うことを聞かないのであろうか。日常風景の撮影をすると、世の母親たちはそんな彼らと日々バトルしているのだなあというのがわかって、がんばってとしか言いようがない。
 
晩ごはんは皮から手作りの餃子がおいしい。お酒も一緒にご馳走にあずかってしまった。ありがとうございました。
 
 


2017年4月19日水曜日

京浜急行電鉄本線新馬場駅 19:14


 
 
先日FBでつぶやいた家族の日常風景写真を撮った。
 
いや、撮ったというより、ふらふらと他人様の家に上がり込んだ、というほうが正しいかもしれぬ。ぼーっと目の前の光景を眺めながらシャッターを押していた。
 
そういうふうに写真を撮りたかっただけなのである。タイミングを逃しても、構図がよくなくても、どうでもよかった。なぜ、この写真を撮るのかと考えることもしたくない。
 
ピアニストはなぜ自分がピアノを弾くのか、お百姓さんはなぜ自分が畑や田んぼを耕すのか、考えたことがあるのだろうか。そこにピアノがあり、田んぼがあるからだけではないのか。ただ自分が撮るたい光景が目の前にあったから撮っただけのことである。とても気持ちがラクであった。