三原由宇出張写真室

2018年12月31日月曜日

尾道 17:20


 
 
 
 
瀬戸内は穏やかに晴れた大晦日。
冬型の気圧配置がやや緩んで、いくぶん過ごしやすい。
 
跨線橋の上でカメラを構えて電車が来るのを待っていたら、顔なじみのヤマト運輸の配達員さんがスクーターで上がってきて会釈をする。彼は年末もいつもと同じように仕事なのだと、のんきに写真を撮っているのがやや後ろめたく感じられる。
 
 
 
朝はミチコさんと正月用の食材を買いに出かけた。ふだんからすればまず買わないような値段がついた刺身のパックを手にする。正月だからこういうものを売るのも買うのも許されるのだろうか。
 
いつもなら閑散としている売場に人がひしめいていると、他人の買う気につられて千円単位の違いが気にならなくなってくる。こわいこわい。
 
子どもの頃は正月よりもクリスマスのほうが好きなイベントだったが、サンタクロースにプレゼントをもらえなくなった今では正月が待ち遠しい。朝からお酒を飲めるのはこの日だけだし。
 
明日も仕事かもしれないヤマト運輸のおじさんも、少しでもよい正月を過ごしてほしいなあ。
 
 
 
今年も大過なく一年を終えられそうでよかった。
 
撮影その他で応援していただいたみなさまには本当に感謝しております。ありがとうございます。
 
来年は年号が変わったり消費税が上がったりして世の中が落ち着かなさそうだけれど、僕は変わらずこの仕事を続けてゆきたいです。
 
どうか良い年をお迎えください。

 




2018年12月30日日曜日

尾道 14:42

 

 

年末の用事をいろいろこなす。
 
家の買物もする。ミチコさんからは「ぱっぱらぱっぱらお金を使うな」と怒られるけど、どうせいつかは消費するものばかりであるから無駄遣いではない。たとえばお酒とか。
 

かようなわけで我が家にアルコールは潤沢にあるのだが、来るもの拒まず。

東京のお客さんから長崎の焼酎をいただいたので、夜に飲む。
 
それは予想のはるか上を行った。おいしかった。ありがとうございました。今年はいい年末だ。




2018年12月29日土曜日

お昼ごはんに岡山駅前の

 

 

お昼ごはんに岡山駅前のアーケードにある昭和レトロな食堂「ことぶき」でラーメンを食べる。
 
薄い焙じ茶を飲み、ぼんやり気の抜けたテレビの音を聞いているうちにおばさんがラーメンが運ばれてくる。僕にとってはしみじみおいしい中華そばである。
 
年末に、時の流れから外れたような店の中で過ごすひとときの時間。とても落ち着く。
 
きっと僕も時流から外れてるんだろう。
 









岡山電気軌道後楽園線後楽園前 11:38





  
 
 
 
撮影スケジュールのカレンダーでは撮影場所を倉敷から岡山に変更していたにもかかわらず、頭の中の記憶を上書きしていなかった。
 
家族写真を撮るお客さんとの待ち合わせ時刻になってようやく気がついた。お詫びの電話を入れ、倉敷駅に急いで戻ってやってきた電車に飛び乗り岡山へ。今年最後の撮影で大ミスをやらかすとは。たいへん申し訳ないことであった。
 
 
岡山は晴れているものの凍るような寒さである。それでも着物を着た男の子は元気だ。岡山城を背にして立つ姿は小さな侍。僕は子どもに刀を持たせて撮る写真はあまり好きではないのだが、腰に差していればかっこよかっただろうなと思う。
 
彼とママとのツーショットを撮ろうとすると、彼は照れたように笑う。だんだんそういうことが恥ずかしいと思う年頃になってきた。「子ども」というより男子だ。子どもを抱っこできる期間は、案外短かったりする。
 
 
撮影終えて、かじかむ手で機材を片付けて岡山駅に戻るバスを待つ。やってきたのは岡電の「夢二黑の助バス」。車内外に黒猫のイラストが散りばめられている。今朝の失敗を忘れるくらいにテンションが上がった。
 
 







2018年12月28日金曜日

広島県三原市宮沖 10:16




 
歯の定期検診には真面目に通っている。
3〜4ヶ月に一度の頻度で予約するようにとハガキが送られてくる。 
 
しかし検診を受けていれば虫歯にならないという保証はないわけで。
 
鏡を入れられて先の尖った金属の棒で歯をかりかりやられたあとには、左の奥歯の虫歯が進行していると言われ年明けに削ることになった。はあ……。
 
 
帰りに糸崎駅前の果物屋さんに寄って、ネットに入ったみかんを買う。5kgで700円ほど。ミチコさんが食べるだろう。
 
みかんは小粒で弾力のあるものを選ぶ。大玉でぶかぶかしたものはおいしくない。
 
 
正月前に検診を済ませて、みかんを買って、なんとなく清々しい気分になって尾道に向かってスバルを走らせていたら、走っている途中でエンストしてしまった。
 
路肩に寄せて停まり、再びエンジンをかけるとなんとか持ち直して走り出す。
 
それでもいつもと調子が違うので、車屋さんにそのまま乗り付けて見てもらう。結局、うちの駐車場までは代車で帰った。
 


2018年12月27日木曜日

新千歳空港 14:42

 

 
 
広島行きの飛行機は15時発なのだが、ホテルの無料送迎バスは10時に出るのでそれに乗る。
 
冬休みと帰省ラッシュのさなかである。空港は混雑していた。
 
手荷物を預ける列が100メートル以上伸びている。文句を言っても始まらない。辛抱強く待つしかない。ひと昔前なら文庫本を読んでいただろう。けれども今では手元でインターネットが見られる。それがいいことなのがどうなのかは分からない。
 
結局、並んでから荷物をカウンターに手渡すまでに40分かかった。
 
 
 
新千歳から広島までのフライトは2時間15分。
 
下界は雲に遮られて何も見えない。仕事して過ごすから景色はどうだっていいはずなのだが、見えないより見えたほうがいい。
 
8日間の旅も今日で終わり。年内の泊りがけの出張はもうない。年明けまでは尾道で過ごす。
 




2018年12月26日水曜日

阿寒バス鶴居線つるいグリーンパーク 8:14



 
 
 
釧路へ向かう朝2番のバスに乗る。
昨夜撮影した家族のご厚意で、宿を取っていただいた。ありがとうございます。
 
白く広がる釧路湿原を左手に眺めつつ、バスに揺られて1時間で釧路駅に着く。
 
釧路からは18きっぷを使って千歳まで約12時間の列車旅。控えめに言って最高です。
 
旅において一番の贅沢は、ファーストクラスでもグリーン車でもなく時間を使うことではなかろうか。
 
道東の景色を見ながら、キハ40のボックスシートで過ごす釧路から帯広までの4時間はあっという間に過ぎてしまう。
 
帯広でインデアンのカレーを食べて新得へ。特急を新夕張まで乗って再び各駅停車に乗り換えて追分、室蘭本線でいったん苫小牧へ出て、札幌行きの電車に乗れば千歳に着く。
 
楽しい一日であった。明日は尾道に帰ります。