京都市南区西九条北ノ内町 18:01

 
 
 
外は晴れたり曇ったり。街路樹の枝が揺れているので、風が強いのであろう。
 
仕事の合間にホテルの部屋の窓から見える景色は同じで、ただ明るさと色合いだけが変化してゆく。
  
四日ほど前に今日の雨予報が出ていたので撮影はキャンセルになったが、この天候ならできたろう。まあこればかりは仕方がない。 
 
 
 
撮影がなくても、やるべき仕事はあるわけで、ホテルにこもって朝からレタッチ作業を進める。2000枚ほど処理できたので、そこそこにはかどった。 
  
仕事の合間に小田急電鉄が子ども運賃を一律50円にするというニュースがネットに流れてきた。
 
小学生までの子どもなら、新宿から小田原まで50円で行けてしまうわけで、ずいぶん思い切ったことをするものだ、と感心したが、長期的な視点での経営戦略なのであろう。
  
子ども運賃50円によって、子育て世代の人口流入を促して利用者の若返りを図らなければ、乗客数は必ず減ってゆく。それは鉄道の運賃収入だけではなくて、沿線の不動産価値や商業施設の売上も下がってゆくことにほかならない。
 
そうした長期的な経営リスクをなくすための施策としての「子ども運賃50円」がうまくいくかどうか、注目したい。
 
それは民間企業の業績よりも、「少子高齢化」という自国の課題そのものであるから。
 
子ども優先のマインドが、経済全体によい影響を与えるということを、小田急が証明してくれるのを期待している。