尾道 16:58
発送を数件済ませて帰る。
今日は節分だが、ミチコさんが体調を悪くして恒例の豆まきはお預け。
JR九州の「ななつ星」が好調なのを羨んだJR西日本が似たようなクルーズトレインを今春から走らせる。途中停車駅には尾道が入っているらしい。結構なことなのだが、それに合わせるように尾道駅を建て替える工事が始まってしまった。
現在の平屋の駅舎は昭和5年に建てられたもので、改築して風情が損なわれたが、赤い屋根は背後の古い家々とよく調和している。これを壊して2階建てにするメリットは、商業スペースが増えるということで、すなわちJRに落ちるテナント料が増えるということ。
観光客の大半は「尾道」という観光地としての記号を消費するために訪れるのであろうから、駅舎の風情などどうでもよいかもしれぬ。しかし、古い昭和の雰囲気が残る街が好きで移り住んできた者としては、あっさり取り壊すことがとても残念でならない。
生まれ故郷の長崎駅がそうであったと思い出す。教会風の三角屋根の駅舎を取り壊して、商業ビルと無残な屋根だけになった駅舎を見たとき、かわいそうとしか思えなかった。
*尾道駅建て替えについてはこちらのリンクを参考にしました。
FMおのみちweb
http://www.fmo.co.jp/2016/08/17-103728.php
*現在の長崎駅舎と旧長崎駅舎はこちらのリンクから。
http://ekisya.net/A-GENEKI/206-NAGASAKI/206-NAGASAKI.html