総武本線本八幡駅 12:47

 
 

 
たぶん、いやきっとそうだろうなと思っていたら、やっぱりそうだった。 
 
4年前、五歳と三歳の七五三を撮った兄妹からは、その頃の面影がすっかり消え去っていた。

*4年前の写真はこちら


 
子どもというより少年と少女である。
 
以前、手を繋いで笑っていた二人は、もう手を繋ぐことすら嫌がってしまう。

それは彼らが成長したからだし、当然のことではあるけれども、やっぱり寂しい。
 
世の中の小さい子どものお母さんたち、子どもはほんの数年で変わってしまうのですよ。今しか見られない姿を愛でて、写真に残しておくのです……。
 
 

それでも大人びて見えた女の子は、さあ遊ぼうかと僕が言ったらば、「うん、遊ぶー!」とまだ無邪気なところが残っていた。
 
大きくなったら何になりたいかと聞けば「アイスクリーム屋さん」だし。
 
それでいいんだ。 
 
なりたいものが変わるのはごく普通のことだし、むしろそのままアイスクリーム屋さんを目指して大きくなったら、そっちのほうがずっと楽しみだ。
 
子どもは可能性のかたまりだから、大人はただそれをニコニコ眺めているだけでよいのかもしれない。
 
ただ元気にすくすくと大きくなってほしい。次は成人式の前撮りで会えたらいいな。