高崎線鴻巣駅 12:57

 
 

  
埼玉も鴻巣まで来ると「北関東」と言って差し支えないんじゃないか怒られそうだけど。

と思いながら、神社の境内で空っ風を浴びながら七五三参りに来る家族を待っていた。

 
 
短い参道の桜の木はとうに裸になっていたが、巨大な松の木に隠れるように立つ銀杏の葉が青空に鮮やかなコントラストを描いている。

 
 
車から降りた数え三歳の女の子はパパにしがみつくように抱っこされて来た。

彼女が裸足であったので足袋を履いてもらう。嫌がるかと思ったら意外にすんなり履いてくれたのでひと安心。草履もそのまま履いてもらった。

 
 
パパは娘を溺愛気味である。
 
そのせいか女の子は抱っこをパパに抱っこをせがむ。
 
父娘の繋がりを描いたトヨタのCMを思い出す。
 
彼女が思春期になったらどうなるんであろうか。いらぬ心配だけれども。
 
 
 
すぐにイヤイヤを発動しそうになる彼女を遊びに誘いつつ、おじいちゃんおばあちゃんも交えた集合写真を撮って1時間が終わる。
 
ママのお腹には二人目になる男の子の赤ちゃんがいる。
 
4年後には二人分の七五三をするだろう。
 
まだまだ先のように思えていつの間にかそのときになっている時間は少しも止まってくれない。

 

埼玉県鴻巣市。鴻神社の銀杏の大木。青空に映えて素敵だった。




埼玉県鴻巣市本町 11:42 前回来た時よりも旧中山道沿いの古い町屋が少なくなった。仕方のないこととはいえ、やっぱり寂しい。




昼ごはん。 鴻巣駅西口「レストラン蔵王」のミートソーススパゲッティ。

鴻巣には何度も来ているのに初めてこのレストランの存在に気がついた。サンプルショーケースにラーメンがあったので入ってみるも、品切れと言われミートソースを注文。ホール係の元気のいいおばさんは厨房に向かって「おくさまー、ミートできます?」と聞く。奥様の作ったミートソースはおいしかった。

店内は広い。平日のランチタイムなのにお客さんが誰もいなくて静かだ。ゆっくり食べてコーヒーまで飲んで店を出た。建物の造りから、1970年代にできた店と思われる。







 
 
カロリーメイトの広告ビジュアルかっこいいな。いい写真。

上越線高崎駅 13:58 両毛線で小山まで。 近郊区間運賃を利用して、鴻巣→高崎→伊勢崎→小山→大宮→日暮里というルートでホテルに戻る。


夕暮れの両毛線。 群馬県の小学生も登下校時ヘルメット着用なのを知る。







両毛線小山駅 16:25 帰宅する高校生の群れに混じって階段を上る。日常を過ごす地元の人と一緒にいる自分を認識するとき、自分が他所者で旅をしてるんだなと感じる。

東北本線古河〜栗橋 16:57 冬の夕暮れは冴え冴えとしていて美しい。

大宮駅で京浜東北線に乗り換える。 駅員がいるはずの改札には液晶モニタが設置されてAIのアバターが対応しますとある。写真右の女性はなんとかチャレンジしていたが、写真左のおじさんが来て「おーい!」と声をかけたら扉が開いて駅社員が出てきた。なんなんだそれは。側から見ていて騙された気分。