札幌市交通事業振興公社山鼻線行啓通 12:57

 
 


青空の下で木々の緑が秋風に揺れる。
 
爽やかすぎて、このままずっと札幌で暮らしたいとさえ思ってしまう。
 
どこの護国神社も広々とした境内を持っているが、札幌も例外ではなく、陽射しを浴びた芝生が輝いている。 
 
 

家族は約束の時刻5分前にやってきた。
 
車が停まるなり着物姿のママが駆け寄ってきて「すみません遅くなって」と言う。
 
今日は七五三。子どもと一緒に楽しく過ごす日である。保育園に登園するわけではないのだ。遅れたってちっとも構わない。
 
  
 
5歳の男の子はすぐに打ち解けて一緒に遊ぶ。
 
予想通り2歳の女の子がなかなか馴染んでくれなかったが、しばらく遊ぶと慣れてくれたのでよかった。
 
それでも年齢が違うと、二人を同時に笑わせるのは難しいなあ。 
 
ママがネットを見ながら着付けたという子どもたちの着物は遊んでも着崩れなくて、これにはまったく感心してしまった。

 
 
 
札幌護国神社を訪ねたのは初めてだったのだが、予約制でひと組ずつ参進してから祈祷するのはとてもいい。
 
お祓いの太鼓叩きを子ども本人にさせて写真を撮らせるサービスまである。家族にとってはいい記念になるだろう。
 
七五三は家族のお祝いだ。秋晴れのハレの日がいい思い出になりますように。
 
拝殿で5回太鼓を叩いた男の子は神様の前で声を上げた。
 
「こんなに楽しいのは大好きだ!」

七五三おめでとう。
 
 

札幌護国神社。 予約制でひと組ずつ丁寧に祈祷されていてとてもいい。朝から参拝の家族連れが絶え間なく訪れていた。 それにしても七五三には出張撮影がセットになりつつある。ほとんどの家族にフォトグラファーがついて撮影していた。









達筆なのに、なぜ書き忘れた。


撮影終わって画像処理しようと札幌市中央図書館へ。
が、専門書の書架が閲覧禁止。読書スペースも閉鎖されていた。人の滞留を防ぐためなのだろうが、コロナとはいえやりきれない。
開架されていた一般書の北海道コーナーで手に取った「四季のトラピスト」(1998北海道新聞社刊)。函館にあるトラピスト修道院はこないだ撮影で行ったので興味深く読む。修道士の一年を丹念に綴った写真と文章がとても良かった。



札幌市交通事業振興公社山鼻線東屯田通 16:42 夕陽射す電停に降りる。 地元のスーパーに寄ってお惣菜買ってホテルに戻る。