新北市板橋区北門街 16:53


 

本日の撮影終了。
初めて台湾の結婚式を撮影した。

日本の結婚式とはいろいろ違いがあって、そのたびに新鮮に感じたり興味を覚えたりした。
結婚式当日のスケジュールはタイトで、場面に応じて急いで撮らないといけないのは日本と同じであるが、式場のプランナーさんやキャプテンに気を遣わなくてよいのは、ほんとにありがたかった。そもそもそういう人たちがいないのである。

台湾の挙式とは、双方の両親への挨拶である。
まず始めに新郎が新婦と新婦の両親の元へ結婚の持参品とともにやってきて挨拶。
その後、新郎新婦は新郎の自宅へ行き、新郎家の仏壇にお参りする。それが台湾の結婚式であった。
台湾の暦に合わせて式目の時刻が決まっていて、それらを慌ただしくこなしてゆく。
その場を仕切るのは、親であったり親戚のおじさんであったり、新郎新婦であったり。
確かに準備や段取りを整えるのにたいへんかもしれないが、当事者が自ら式を進めるのは本来の結婚式の姿のように思えた。
今日の撮影はよい経験であった。
  
 
Banqiao, New-taipei, 4:53pm

Finished today’s work.
It’s my first photo shooting of Taiwan wedding.

Some differences from Japan made me feel fresh and being interesting.
It was so busy likely Japan, but I could be relax because it need not to pay atention to the staff of wedding hall.
Wedding ceremony of Taiwan get start from the greeting to both parents.
I found no wedding staffs there.
All ceremonies are done by themselves.
Bride ang groom may feel so hard but I think it’s normal way for wedding.
I had a good experience today.
  
  
台湾の結婚式(披露宴)を見て。
本日の結婚式がスタンダードかどうかわからないが、長くなりますが…参考までにメモ。

卓数は20卓、約200人のゲスト。
新郎新婦に言わせると「ベリースモール」とのことだが、日本でこんなにゲストが多い結婚式は沖縄くらいであろう。参列者をリストアップするのがたいへんそうだ。
司会者、進行を仕切るスタッフはいるが、日本の結婚式場おける「キャプテン」のような人はいない。
新郎新婦が入場して、両家が壇上に上がり乾杯。その後すぐに食事。あとはほぼ食べるだけ。新郎挨拶、主賓挨拶のようなものはない。
司会者やPAの人が、仕事の合間に弁当をごく普通に食べているのに軽く衝撃を受ける。たぶんカメラマンも合間を見て式場の片隅で弁当を食べても怒られることはないだろう。

途中で新郎新婦と両家の両親揃って各卓へ挨拶まわり。卓ごとに乾杯する。
イベントらしきものはこれだけ。その後、締めの挨拶もなく送賓へ。
送賓時に、ゲストのグループごとに記念写真を撮る。
(隣の会場のカメラマンはこの記念写真のためにアンブレラ付のストロボを二灯配置していた)
送賓終了とともに撮影も終了。

ゲストはみな普段着。ジャケットやドレスを着る人は皆無に近い。

宴席ではお酒がほとんど飲まれない。
円卓にあるのは、ジュース、お茶(砂糖入り)で、お酒はワインをグラス一杯飲む程度。
これにはびっくりであった。
ずっと昔は飲んだり飲ませたりということがあったらしいが、近年は意識の変化とともにほとんど飲まなくなったそう。
したがって、酔っぱらって絡んできたりするおじさんもいない。ゲストは次々と運ばれてくる料理をひたすら食べる。いたって健全である。
ちなみに喫煙する人はまったくいなかった。喫煙所の案内もない。台湾人で煙草を吸う人はとても少ないように思える。

宴席には親族席に僕の席も用意していただいた。
撮影してると、新婦親戚のおじさんが座って食べろと促してくれる。皿におばさんがどんどん取り分けてくれる。食べていると台湾語で話しかけてくるが、もちろんまったくわからぬので筆談でなんとかしのぐ。気がつくと新郎新婦が主卓にいない。お色直しに出たようだ。ドレスチェンジは途中2回あったが、退場時に家族やゲストがエスコートすることはない。
食べたり撮ったり、なかなか忙しいのであるが、日本のようにキャプテンやプランナーに気兼ねしながら撮影することがないだけで、精神的に非常にラクである。
場の雰囲気に合わせて楽しく撮影できた。
またいつか機会があれば台湾の結婚式を撮ってみたい。