山陽本線瀬戸〜万富 11:34

  
 
 
 
気持ちのよい青空の下を電車は東へ進む。
 
西日本のだいたいどこでも田植えの時期である。
 
都会に住んでいる人にとっては何の感慨も得られないかもしれないが、頼りない稲の苗が風に揺れる様子は夏の始まりを感じさせてわくわくするし、逆に稲刈りの終わった田んぼを眺めると寂しい気持ちにさせられる。
 
季節によって変化する田んぼは時間の経過を教えてくれるが、一年ごとにリセットされて同じ景色を見せてくれる。
 
毎年同じことの繰り返しなのに飽きるかと思えばそうではない。僕の仕事も同じようなものです。