名古屋鉄道空港線中部国際空港駅 5:22
名古屋への上りの一番列車で空港を後にする。
そこそこ寝られたようなそうでないような。床はひんやりしていて、今の時期はよいけど冬は無理だろうなあ。
電車は名古屋へ通勤する人たちを乗せて走る。吊り輪に掴まって揺られるサラリーマンたち。こんな朝早くから出勤するのか。
こちらは旅の途中である。真夏の暑さの中、真面目に毎日会社に行く人たちになんだか申し訳ない気持ちになる。
それぞれお互いの役割があって比べる必要はないのだけど、どうして「他人に対して自分は」と他者を自己評価の基準に入れてしまうのだろう。
いつものように東海道線から山陽線に乗り継いで尾道に着いたのは午後2時過ぎ。
照りつける陽射しの下、寝不足の体で細い路地を上る。ようやく帰ってきたという気がする。
涼しい北海道もいいけど、尾道が好きだ。