播但線寺前駅 19:59



 
 
梅雨らしい雨の一日。ハワイから実家に里帰りした家族の「とある日」を撮る。
 
公園では雨が弱くなったひとときに家族写真を撮れてよかった。
 
 
途中からママのお兄さん家族も来てにぎやかになった。

子どもたちにとって夏休みは始まったばかり。楽しいだろうなあ。
 
夕食時、台所の隅に小さな折りたたみテーブルを出して、子どもたちはぺたりと床に座ってそこで焼肉を頬張る。
 
実家で過ごすとある夏の日の晩ごはん。
 
こういう場面を写真に残して、どんな意味があるだろう。
 
意味はない。撮らなくてもいいかもしれない。でもそういう一日が確かにあったのだと写真は言う。僕はそのためだけに撮る。
 
 
僕が子どものときにもこういう場面があったような気がする…もはやおぼろげな記憶ですらない。