京都府宮津市字文珠 12:34
大阪から旅行で来た家族の写真を撮る。
双子の子らは3歳になり、ようやく僕と一緒に遊んでくれる。嬉しい。汗だくになりながら駆け回って1時間が過ぎる。
草の上に座ってもらって、家族が他愛もないおしゃべりをしている様子はほのぼのしていて、この時間をそっくりこのまま残してあげたい。
帰りの列車が来るまで時間があったので、撮影終えてもう一度海べりに立って天橋立を眺めた。
山の上の展望台に立てば「天橋立」を実感できるのだろうが、目の前に広がるのは他所と大して変わらない青い海である。木陰に座って静かな波の音を聞いているのはよかった。
長い砂州の内側の海は穏やかで、観光船がカモメを従えてゆっくり走っているのが見える。
暑いが海を渡ってくる風が心地よい。
天橋立に来たのは初めて。僕はいわゆる「観光地」というものに興味を持てないので、仕事でなければ来なかったに違いない。
家族旅行先に呼んでもらえると、自分も旅ができる。