鹿児島本線博多駅 12:08
一歳の誕生日の写真を撮るときに人見知りで泣いていた女の子はランドセルを自分で背負う。
光沢のあるパステルブルーのランドセル。
もはやランドセルとしては当たり前の色だけど、黒と赤しかなかった世代からすると隔世の感を覚える。
ランドセルは変わっても子どもは変わらない。
僕の他愛もない遊びにすぐに付き合ってくれる。アホなことすると全力で笑う。嬉しいことである。
とはいえ、彼女はふざけていても頭の片隅で周りを冷静に観察している。
そういうのがなんとなくわかる。賢い子なのだ。
僕がウケを狙ってうさぎの耳のカチューシャを頭につけると、彼女はお返しとばかりに自分の靴を両手に持って同じうさぎの耳のように自分の頭に掲げたときにはそのセンスにしびれた。素晴らしい。
「6ねんかんいっしょのひといるかな」と彼女は言う。
通っていた幼稚園から同じ小学校に行く友達はいないらしい。
まったく新しい世界が始まるまでもうすぐ。
きっと6年後には大きく成長していることだろう。
願わくば。そのときにも今の彼女の無邪気さがまだ残っていますように。
福岡市博多区博多駅南 11:28 小学校入学記念の写真。明日六歳になる女の子は活発でよく遊んでくれる。無邪気すぎる仕草を見かねてママが注意するけど、彼女のそんな姿を見られるのもあと2〜3年だろう。子どもが子どもらしい時期ってほんまに短い。
福岡市博多区博多駅南 11:39 博多駅まで30分歩く。福岡はメインの通りを外れると、バス路線なかったり本数も少なかったりして地味に不便。キャリーバッグを引く女性二人も僕と同じペースでずっと歩いてる。
小倉駅「北九州駅弁当」のかしわうどん。 ICカード決済しようとしたら「端末不具合」を理由にできないとのこと。以前は階上の弁当店でもそうだったので、たぶん意図的にICカード決済させないようにしてるんだろう。手数料払いたくない気持ちはわかる。