山手線渋谷駅 11:28
宮家の邸宅もある閑静な住宅地で新入学の男の子の写真を撮る。
ハイソな場所でもやることは変わらない。アホなことして一緒に遊ぶだけである。
男の子は始めのうちおとなしかったが、そのうち「うん○」だの「ちん○ん」だの言い始めて、ママから「そんなこと言わないの」とたしなめられていた。まあでも子ども(とくに男子)は本来そういうものだし。
ママと一緒に通学路を歩きながら撮影した帰りは、ママを先に戻らせて、僕と彼の二人だけで歩く。
元来おしゃべり好きな性格なのだろう。彼は幼い頃の思い出などをを滔々と語る。六歳でも彼なりの視座がちゃんとあるのだと実感。子どもってよく周囲を観察しているな……。
まだ子どもっぽさを多分に残す彼だが、小学校という初めての社会で、どんなふうに成長してゆくのか楽しみである。
変わってほしくないような。それでも変わるだろう。親ならその変化を間近に感じられると思う。ちょっと羨ましい。
またいつか会えるといいな。