尾道 17:10
朝から陰陰滅滅として雨が降る。梅雨らしい静かな一日。
ときおり猫の相手をしながら仕事を進める。
アメリカではトランプ氏の暗殺未遂事件が起きて世情が慌ただしい。
撃たれた直後にSPに囲まれながらも星条旗をバックに拳を突き上げた氏の写真がネットに出回っていて、アメリカらしいよくできた写真だなと思う。
2001年に起きた9.11同時多発テロのあと、倒壊したビルの瓦礫の上に立ってメガホンで演説するブッシュ大統領の写真を思い出す。
トランプ氏のあのガッツポーズは意識的なアピールだったのかどうか知るすべもないが、どちらもかっこよくて困難に立ち向かうという姿勢がよく表れた写真は世間の共感を得るだろうと思う。
こうしてみると政治家にとって優れた一枚の写真の持つ影響力は侮れない。
日本ではどうだろう。
もちろんアメリカ人と日本人では好まれる写真の傾向は違うだろうが、もっとかっこいい写真を撮ってどんどん公開すればいいのに。
ライティングにこだわった岸田さんの写真が一枚あれば、支持率だって好転するかもしれない。
その点、先日の都知事選で小池さん陣営が見せていた写真はなかなかよかった。
そういえば安倍さんなんて亡くなったあとに写真集が出てたなあ。
蓮舫さんも腕利きのフォトグラファーを専属でつけて、インスタやTikToでかっこいい写真や映像をアップし続けていればファンが増えると思う。
政策を地道に訴えるのも大切だけれど、市民の人気を得るにはそのほうが確実だ。
