直島町営バス役場前 16:21

 
 
 
強い風が島の浜辺から集落の路地の奥まで吹きすさぶ。
 
前撮りの新婦の前髪がもてあそばれる。ヘアメイクさんがシャッターを切る直前まで一生懸命に直してくれるのだが、次の一瞬で乱れてしまう。
 
よりによって風の強い日の撮影となったが、冬の光が透明感を増してきれいだ。
 
 
 
風速1mでは体感温度が1℃下がるというのはよく知られている。
 
リンケの式というのがあって、正確には「体感温度=気温-4×√風速」となるようだが、これに今日の高松の気温と風速を当てはめると

9-4×√11≒-4.24、

マイナス4℃!


 
肩を出したドレス姿の新婦の腕には鳥肌が立っているが、ダウンジャケットを着たまま写真を撮るわけにはいかぬ。
 
ダウンを脱いで撮ってすぐさま着てを繰り返す。

それでも寒すぎるのが逆に楽しくなったのか、二人は抱き合うようにして笑いころげる。いやー若さって素晴らしい。
 
震えながらがんばってくれてありがとう。
 
ずっと後になって、そういえば前撮りのときめっちゃ寒かったよねと、忘れられない思い出になってくれると思います。
 
 

山陽本線尾道駅 6:51 香川県直島町まで。


山陽本線岡山駅 8:21 快速「マリンライナー」の向こうに国鉄急行色の津山線キハ47。この色に馴染んだ世代(自分を含む)も高齢化してるな。

宇野線常山〜八浜 8:58 彩度の低い冬景色。

宇野線宇野駅 9:11 終着駅というのはこうでなければ。

岡山県玉野市築港 9:14 直島行きフェリーに乗る。わずか20分の船旅。



香川県香川郡直島町本村 16:02 本日の撮影も無事終わり。島が好きな新郎新婦を和装と洋装で前撮り。とにかく風が強かった。ドレスを着た新婦は鳥肌を立てながらの撮影だったが、二人は楽しそうにスマホで自撮りしたりしていて、若さって素晴らしい。

直島は観光地であって路地のそこかしこにカフェがある。それがいいのかどうか。僕にとっては魅力が半減している。




四国汽船直島宮浦港 16:30 精錬所関連の会社に勤める人たちが船で帰ってゆく。


冬の瀬戸内を走る船。

宇野線宇野駅 17:01 尾道に帰ります。今日は寒かった。
 
 
12月もほとんど家にいないので。