岡山電気軌道岡山ろうさい病院・松浜町線浜野西 11:07



 
明日から大寒である。つまり一年で一番寒い時期である。
 
尾道から電車で岡山まで来る途中で見える田んぼには霜が降りている。
 
北国の人からすれば何を言ってるんだとお思いでしょうが、寒すぎる。
 
 
 
岡山駅からバスで南へ15分ほど行った住宅街の中に内宮という小さな神社がある。
 
ひっそりとしてまったく目立たない神社なのだが、創建は古くて社殿は東向き、というか伊勢神宮の方を向いて建っている。
 


三年前にお宮参りの撮影で訪ねたきりだったが、今日はまたそこへ行く。
 
赤ちゃんだった女の子は七五三の着物を着てやってくる。
 
彼女がお宮参りのことを覚えているわけもない。
 
いきなり知らないところに連れてこられて、カメラを持った知らない男が近づいてくるのでママにしがみつく。
 
三歳の七五三の撮影というのはだいたいそういうふうにして始まる。
 
 
 
参道の桜並木は枝ばかりで色彩に乏しいが、ここは晴れの国岡山。
 
乾いた冬の陽射しが家族を明るく照らす。
 
小さな子どもたちにはあまりウケがよくない紙風船を、女の子は気に入ったらしい。
 
彼女がそれを放り投げると、大きな飴玉が宙にふわりと浮かぶようだ。
 
気がつけば朝の寒さがいつしか消えて、今日は小春日和の七五三。
 
 
 
 
山陽本線尾道駅 7:01 岡山市まで。眠い寒い。

冬の夜明け。

岡山電気軌道築港元町線岡山駅 8:52 本日の撮影に。 隣の1番ホームには受験に行くらしい女子高生の長い列。岡電の社員が出て大学への直行便を案内していた。



岡山市南区浜野 10:55 三歳女の子の七五三を撮る。だいぶ緊張していたが、ちょっとずつ慣れて遊んでくれる。どの遊びがウケるか子どもによってまったく違うので、毎回試行錯誤である。



主夫になりたい。



今夜のおさんどん。 鳥ハム 水炊き