広島県三原市明神 12:27
2ヶ月前にその赤ちゃんのニューボーンフォトを撮ったとき、二歳の双子のお姉ちゃんたちは家にいなかった。
てっきり赤ちゃんと双子ちゃん一緒の写真を撮るだろうと思っていた僕は不思議に思った。
そのときママは「(双子が)いたら撮れないですから」と言っていたのだが、それは今日なるほどとわかる。
双子の女の子は1分たりともじっとしていない。
僕の話しかけどころか、目の前にいる僕の存在すらまったく彼女らの眼中にないのがすぐにわかる。
カメラなんぞ見てもくれない。
あっという間にどこかへ走って行ってしまう。
こりゃマジで子ども用ハーネスいるな。
もちろんそれでもてんでバラバラに写真は撮れるのだが、今日はお宮参りだからどうしたってきちんと揃った記念写真は撮らねばならぬ。
今までに何度そういう子を撮影しただろう。
こればかりは経験が役に立つ。
祈祷が終わったあとには拝殿の前に並んでもらって家族写真を撮る。
シャッターを切った1秒後にその整列は崩れているのだが、500分の1秒だけ止まって見えれば問題ない。
カメラってほんとに便利な道具である。
駐車場脇の蝋梅見るのも、今年は今日が最後かもしれないな。 青空にレモンイエローの花が映えて美しい。