東急電鉄田園都市線用賀駅 12:59




  

申し訳ないけど即座に否定してしまう。
 
撮影はじめに家族と顔を合わせて、親が子どもに「お写真撮ってもらおうね」となどと言おうもうのなら、写真は撮らないです遊ぶんです、と僕は言う。
 
子どもが十歳以上ならそう言ってもいいだろうけど、幼い子どもにその台詞は無意味である。
 
写真を撮る意味をわかっているのは親だけで、それを子どもに話したところで理解できるはずもない。
 
子どもはただ遊ぶために公園に来ているのである。それ以外の理由があろうか。
 


なので僕は子どもと遊ぶ。 
 
結局のところ、パパもママも子どもが楽しく遊んで笑顔を見せれば安心するのである。 
 
それがいつもの「自然な雰囲気」の家族の姿だと思う。 

 
 
一月のシーズンオフの公園で、家族写真をフォトグラファーに撮ってもらおうと思う人は少ない。
 
だから不思議に思って聞いてみた。
 
昨年は赤ちゃんが春先に生まれてから忙しく、写真を撮る気持ちの余裕も時間もなかったそうだ。 
 
ようやく落ち着いてみれば赤ちゃんは十ヶ月になっている。
 
四歳のお兄ちゃんが赤ちゃんのときにはニューボーンフォトまで撮ったというのに……。
 


赤ちゃんの成長は早い。気がつけば「子ども」になっている。
 
「とりあえず今が一番赤ちゃんだから」と娘を抱っこしたママは言う。
 
そうだよなあ。
 
写真のいいところは「今」が残ることなのだ。
 
たぶん、というかそれこそが写真を撮る意味の一番大事。
 
 

東京地下鉄半蔵門線表参道駅 8:49 本日の撮影に。

東京都世田谷区用賀 12:09 四歳男の子と十ヶ月赤ちゃんの家族写真を撮る。男の子はすぐに一緒に遊んでくれて問題なし。赤ちゃんは人見知りであまり笑ってくれず。そもそもたぶん眠かったのだろう。1時間の撮影終わる頃にはママの腕に抱かれてすやすや寝ていた。

夜ごはん用の惣菜を買おうとオーケー新用賀店に入ったらワインが安いじゃないか……。ワイン2本と上善如水のスパークリング1本買っていったいオレは何しに東京に来たんだろう。

東海道新幹線東京駅 14:42 新大阪行きの「こだま」に乗る。 インバウンドの外人も、勝手に座るガイジンもいない。心の平安を求める人は「のぞみ」ではなく「こだま」に乗るべき。


新大阪到着前の「こだま」車内は僕のほかに誰もいない。

東海道新幹線新大阪駅 18:52 東京からわずか4時間で大阪に着くのだから「こだま」はすごい。

山陽新幹線新大阪駅 19:33 東京から福山までずっと「こだま」です。



山陽新幹線の「こだま」で今夜も調子に乗ります。
池田町民用ワインはロゼしか飲んだことがなく、東京で赤を見つけて即買いしてしまう。
味は「若々しい」と表現できるかしらん。一本1000円くらいなので気軽に買えておいしいです。