世羅 13:53
子どもの頃の夏休みによく訪ねた母方の実家で決まって観るテレビ番組があった。
NHKの『思い出のメロディ』である。
タイトルが『なつかしのメロディー』だとずっと思っていたけど、これを書くにあたって確認したら、それは1949~1959年に放送された番組名であるらしい。
「なつメロ」という言葉はたぶん今も通じると思う。
祖母は大正二年の生まれだったから、好んで聴いたのも藤山一郎、近江俊郎、淡谷のり子といったあたりだったか。
たいていの子どもは興味を示さないだろうが、懐古趣味があるのかどうか僕は自分が生まれる前の歌を好んで聴いていた。『青い山脈』今でも歌えます。
歌の話をしたいのではなかった。
今日のブログに何を書こうか思案して何も思いつかないから、まぁなーんと申しましょうか、と心の中でつぶやいたら、そういえばこれは小西得郎の名セリフだったな。
これも僕が生まれる前の流行語であって、なんで知ってるんだろ。
プロ野球の解説者というのは知っていたが、彼のWikipediaを見たらいろいろありすぎる人生だったようで面白い。そのままテレビドラマになりそうだ。
阿片の密売で稼いだ金で置屋をやるとかいう過去持ちだったら、今ならら完全アウトでテレビに出られん。
ネットで無駄な知識を得たつもりになってるうちにいつのまにか一時間ほど経っている。
もう夕方だからミチコさんが食べるバナナを買いにスーパーに行きますか。