中央本線立川駅 14:24
家族写真の撮影。
四歳になった女の子は撮影時間の間、ほぼ走りっぱなし。彼女にとってみれば「走りたいから走る」わけで、疲れるからやめておこう、などとは露ほども考えない。
感じたままの行動は、大人にとって多くは「分別がない」などと批判されることになる。理性が歯止めをかける。しかしそれははたしていいことなんだろうか。感情のままに動くほうが、生物としては本来あるべき姿なのではなかろうか。と、走る彼女の後ろ姿を追いかけながら考える。
撮影終えて、パパがしみじみと「(子どもが生まれて)四年が経ちました…」と言う。だが子育ての道のりはまだ長い。僕は父娘それぞれの視点から見た家族の姿を描いたトヨタのCMを思い出す。
CMでは幼い娘が成長して親離れし、結婚して彼女の赤ちゃん(孫)を産んだところまで続く。
お宮参りで初めて会った彼女はずいぶん大きくなったような気がするけれど、家族の物語としてはまだ序盤にすぎない。僕はいつまでその物語を撮ることができるだろう。
お昼ごはんとチョコモナカジャンボをいただきました。ありがとうございました!