南海電鉄高野線帝塚山駅 11:27
一歳女の子の家族写真。
あまり馴れてくれなかったが、笑顔の写真もいくつか撮れてよかった。
初めて撮影に伺う家族は、たいていが親が緊張している。撮影が始まると、とりあえず笑わせなければと必死に子どもと遊ぼうとするが、、普段と違う親の様子に子どもは戸惑うばかりである。そのうちいっこうに笑わない子どもに親が疲れて、撮影への関心が薄まると子どもがリラックスしてくれる。どの家族でもだいたいそういう感じになっている。
撮影終えて駅へ。高級住宅地として知られる帝塚山には新旧の邸宅が建ち並ぶ。古い屋敷の高い塀の上には先の尖った金具が隙間なく並べられ侵入者を寄せつけまいと無言の威嚇をしている。真新しい家の塀には物理的な道具はないが、そのかわり警備会社のステッカーがよく見える位置に貼られている。どの家も守るものがそれだけ多いのであろう。なんとなくよそよそしさを感じながら歩く。