尾道 18:32 


 

 
家にこもって画像処理など。

夕方灯油をガソリンスタンドまで買いに行く。18L入りのポリタンクを自転車のカゴに乗せて細い坂道を押して上がる。うちの前の路地までならバイクで上がれるので、50ccのスクーターでも買えばもっとラクになるだろう。不便ではあるが、それをよしとして越してきたのだから不満ではない。坂の町ならではの暮らしである。
   
もっとも老人になったらその不便さがこたえるだろう。家の近所では昭和時代から住み続けてきた高齢の人たちが毎年少しずついなくなって空き家が出る。

住む人が絶えて久しく荒れ果てた家もあるが、内部をリフォームして移住してくる人もいる。尾道市街地の山手は昭和時代の長屋などが残る古い町並みを売り物にしていることもあって、それなりに移住希望者がいるから他の地方都市と比べて恵まれているほうかもしれない。大林宣彦が尾道を舞台にして映画を作った功績は大きい。