岡山県倉敷市阿知 17:41
珍しく店舗撮影の依頼が入った。
倉敷にあるバーで「おたくLabo倉敷ロワイヤル」さん。サイトを見たら「オタクの、オタクによる、オタクのためのバー」とある。
高校生から二十代前半あたり、一時期OVAやTVアニメにはまっていた僕としてはなんだか面白そうな店だ。
残念ながらブランクが長すぎてその世界にはもう戻れそうにもない。「トップをねらえ!」とか「天空のエスカフローネ」とか夢中になって見てたんです。あの「エヴァンゲリヲン」もリアルタイムで毎週録画して見てましたけど?
それはさておき、倉敷駅の南側にある飲屋街を抜けたところの小さな雑居ビルにそのお店はあった。お店が開く午後6時前に伺ったのだか、鍵がかかって入れない。
どうしたものかとドアの前で突っ立っていたら、メガネをかけた小太りの男性が階段を上がってきた。
挨拶すると「社長に今日写真撮るとは聞いてたンすけど…」と彼はぼやく。何を撮るのかよくわかってないらしい。現場に丸投げの見本である。「女の子が来るのが7時なんですよね」
「準備ができてないので」と言われたので、一時間待って再び店のドアを開けた。
店にバーカウンターはあるが、およそ一般的なバーとはまったく違う店内であった。
フロアは一般的なワンルームマンションのリビングのようになっている。おおまかに二つのブースに別れていて、それぞれローテーブルが置かれている。アニメのタペストリーやらぬいぐるみが置かれて、さながらオタクの趣味の部屋というようなしつらえになっている。
壁の一角にはセーラー服やらナース服が掛かっていて、スタッフの女の子はそれを着るらしい。
お客さんはお酒を飲みながら、スタッフとボードゲームやTVゲームで遊んだりするという。こんな店もあるんだなあ。
企画会社は東京にあり、同様の店を多店舗展開している。興味のある方は遊びに行ってみてください。
なかなか面白い店であるが、僕がもうアニメの話題についていけないのが残念ではある。