長崎空港 20:13
撮影終えて電車で長崎駅へ行き、県営バスターミナルの隅っこにある立ち食いカウンターでうどん。
長崎に来ると、ちゃんぽんとかトルコライスよりもこれを食べたくなる。昼間っからおでんをつまみにワンカップを空けるようなじいさんたちの溜まり場だったりするけど、僕にはその雰囲気がたまらない。
僕が子どもの頃からまるで変わらない薄暗いバスターミナルは、このまま歴史的遺産のように残して欲しいとさえ思う。
長崎駅は新幹線工事が進んでついに新しい高架駅舎の運用が始まっていた。
従来の入口から野ざらしの仮設通路を延々と歩かされるのは今だけだろうと思いながらも、これはやはりしんどい。高速バス「九州号」にますます乗客を取られるんじゃないかと思う。
新駅が完成した暁には駅前広場が西に大きく移動するようだが、長崎電気の駅前停留所はそのままなのだろうか…
久しぶりの長崎駅は、変化のさなかにあって興味が尽きない。
長崎から大村までキハ66の快速「シーサイドライナー」に乗り、路線バスに乗り換える。夕暮れの空港へ向かう乗客は僕一人だけ。空港もがらんとしている。
東京行きの最終便はコロナウイルスの影響でやはり乗客少なく30人ほどであった。みな黙々と飛行機に乗り込む。すでに明朝の撮影一件がキャンセルになっている。