京浜急行電鉄本線新馬場駅 19:14


 
 
先日FBでつぶやいた家族の日常風景写真を撮った。
 
いや、撮ったというより、ふらふらと他人様の家に上がり込んだ、というほうが正しいかもしれぬ。ぼーっと目の前の光景を眺めながらシャッターを押していた。
 
そういうふうに写真を撮りたかっただけなのである。タイミングを逃しても、構図がよくなくても、どうでもよかった。なぜ、この写真を撮るのかと考えることもしたくない。
 
ピアニストはなぜ自分がピアノを弾くのか、お百姓さんはなぜ自分が畑や田んぼを耕すのか、考えたことがあるのだろうか。そこにピアノがあり、田んぼがあるからだけではないのか。ただ自分が撮るたい光景が目の前にあったから撮っただけのことである。とても気持ちがラクであった。