長崎自動車マリア学院前 14:46




 
本日の撮影終了。入園入学の記念写真。
何度か撮影している家族だからか、子どもたちは僕を見ると「あそぼー!」と向かってきた。
 
長崎の桜は満開。
花に囲まれた公園で母親が小さな子どもを抱いてブランコしている。穏やかないい光景である。写真を撮りたいと思う。そして撮ったデータをプレゼントしてあげたいと思う。だが彼女は素直に受け取ってくれるだろうか。
  
ストリートミュージシャンなら公園で演奏しても奇異な目で見られることは少ないだろう。むしろ喜んでくれそうだ。なぜ「ストリートフォトグラファー」はいないのか。デジタルなのだから不可能ではないはずだ。その場で写真を撮って見せてデータを上げる撮影会をやりたい。お代は気持ちばかりの投げ銭でよい。
 
しかしこのご時勢、見知らぬフォトグラファーに家族や子どもの写真を撮らせてくれる人がいるとは思えぬ。それどころか通報されてお金の代わりにお縄をいただくことになりかねない。ミュージシャンと比べてなんという不公平な現実。