尾道 17:15


  
 
 
  
発送作業や動画編集など。
 
午後に結婚式撮影を予定しているカップルが打ち合わせに来られた。
 
来たものの、二人とも何を打ち合わせしたらよいのかわかっていない様子。もっとも撮影についての打ち合わせはほとんどないです。なぜ結婚式をするのか、とか二人の馴れ初めなどを簡単に聞くだけ。
 
 
とりあえず当日の進行表を見せてもらった。 
 
披露宴の進行表は、見ればだいたい当日の様子が想像できる。はい、わかりましたと言って二人に用紙を返すと、本当に理解したのかと半信半疑の表情で僕を見る。 
 
式場のプランナーさんが作った進行表には、開式とお開きの時刻が書かれているだけで、途中の演出ごとのタイムラップがなかった。それにひとつずつ僕が予想時刻を書き加えてゆくと、ぴったりお開きの時刻に収まる。
 
 
 
ほとんどの結婚式で、新郎新婦はそれがあっという間だったと終わってから口にする。
 
披露宴は2時間半あるので、ゆっくりできると思ってしまうのかもしれないが(プランナーさんもそう言うのかもしれない)、進行時刻を細かく把握すると時間的余裕がないのがよくわかると思う。
 
そんなことを二人に説明すると、納得されたようであった。
 
 
 
進行表を作っても、どんな結婚式になるのか、ぜんぜんイメージがつかめない。そういうカップルは多いのだろう。そんな二人のお手伝いができたらいいなあ。 
 
大学時代からお付き合いだという二人は、柔らかい雰囲気で仲が良さそうだった。いい結婚式になりますように。