尾道 18:30
空気が変わって秋になった。
エアコンつけていても涼しさが違う。
こういう日の夕暮れは海に飲みに行く。
海岸通りのコンビニでミチコさんがビールのお供に選んだポテチは、「焼き枝豆ガーリック味」。
僕の人生において枝豆を焼いたこともなければ、それにニンニクを合わせたこともない。
それをカルビーがやってのけた。
なかなか画期的だと思うのだが、馴染みのない味というのは受け入れるのに時間がかかるのかもしれない。
ミチコさんはひと口食べて首を傾げる。
真夏の暑さが去ってしまったのは寂しいが、堤防に腰掛けてぼんやり過ごすにはいい気候である。
お酒が一本で終わるはずもなく、昨日のイタリアンレストランへ再び出向く。
今日はお客さんが他にひと組もいなかった。店主も「(昨日は)たまたまですよ」と苦笑する。まあでもお客さんが入るっていうのはいいことだ。
ワインで乾杯。結婚記念日のやり直し。