東京地下鉄銀座線上野駅 22:54
近江平野の田んぼは早くも稲穂が垂れて色付き始めている。
太平洋高気圧が今年はこれで最後とばかりに張り出して、夏空が戻ってきた。
いつもならそろそろ台風が気になる頃だが、今年はまだ強い台風が日本に来ていない。
被害がないに越したことはないので、どうか刈り取りまでこのままの天気が続いてほしいものである。
東京までの14時間は仕事をまとめて片付けるのにちょうどいい。
今夏は青春18きっぷを4枚買った。1枚で5日間乗れるので、のべ20日間は鉄道で移動することになる。
切符は一日乗り放題なので、移動が長距離になればなるほど費用対効果が大きい。
尾道から東京まで800km。普通乗車券だと11,330円。
これが一日あたり2410円になってしまうのだから、18きっぷを考えた人にはノーベル賞でも尾道ラーメンでも差し上げたいくらいだ。
願わくば通年販売になってくれたらいいのだけど。
上野に着いて銀座線に乗り換えて浅草へ。
吾妻橋の交差点のところに出ると、歩道に泥酔した若者数人が群れており、三人の警官が彼らの相手をしている。
トラブルなどではなくたんなる酔っ払いのようだが、緊急事態宣言下であるので、近隣から取り締まるように苦情が出たのかも知れぬ。
尾道からのお上りさんは、都会で感染者が減らぬのもむべなるかなと思った。
山陽本線岡山駅 10:18 赤穂線に乗り換え。