沖縄バス読谷バスターミナル 18:12

 


 
 
京都から家族旅行で来た二歳の男の子を撮る。
はじめは警戒して近寄ってこなかった彼だが少しずつ馴れて、いい表情を撮らせてくれた。

読谷村の残波岬あたりに来るのも今日で3回目になる。新鮮さは薄れるが馴染みのある土地が増えるのは嬉しいことだ。同じ場所であっても写真を撮る相手は違うから、毎回どんな写真が撮れるのか予測がつかないし、撮影をはじめるときはどきどきする。
 
撮影終えて、残波ビーチ脇の堤防を歩く。今春に撮影に来た結婚式場が見える。今日も何組か式を挙げているようだ。チャペル前の砂浜で式場提携のフォトグラファーが新郎新婦の写真を撮っている。
同じ場所で同じような写真をひと月何組撮影するんだろう、フォトグラファーは飽きないんだろうかと眺めながら思ってしまうが、彼らも僕と同じで、どのカップルもそれぞれに違うから写真を撮る面白さを感じているのだろう。