東京都中央区銀座 10:49



 

 
  
アップルストアで2週間前に修理に出したMBPの引き取り。
もっとも修理自体は1日で終わっていて、預けた翌日に引き取りに来てくださいという留守電が来ていた。
 
修理や機器のトラブルを受け付ける「ジーニアスバー」はアップルストアの4階にある。基本的に予約制で、予約がないと大病院の待合所のように延々と待たされるシステムになっている。大半はiPhoneの不具合を抱えてやってくる人たちで、テニスコートほどの広さのフロアは途方に暮れた表情の人たちでいっぱいである。
  
僕の前に何も知らずに来た男性二人組がいて「ちょっとMacBookのことで聞きたいんだけど」と受付担当のスタッフに言う。当然、スタッフは予約なしの列に並ばせようとするのだが、彼らは質問するだけなのに並ぶのが納得できないらしい。同じ質問を繰り返すやりとりが3回ほど続いて彼らは憮然とした表情でそこを出た。彼らの気持ちもわからないではないが、それに応えていたら、スタッフの数はいくらあっても足りぬであろう。システムというものは合理的で非情だ。
 
今回の修理代は1万円ほど。銀座から秋葉原に移動して当日渡し用のSDカードを40枚買うと2万6千円。収入よりも支出のほうが圧倒的に多い出張になる。