尾道 17:47

 
 

 
暑さ極まる終戦記念日。
 
75年前のこの日も暑かったそうだ。慰霊とともに無辜の民を死なせた政府の罪と責任はこれからも問い続けなければならない。
 

 
昨夜は遅く帰宅したから、眠い。
 
ぼんやり発送作業をしていたら、不意に庭先にひと組のカップルが現れたのでびっくりした。
  
僕が家にいるとき気まぐれに1000円のスタジオ撮影をやっているが、それでも立ち寄る人はほぼいない。ましてこの暑さである。坂道を上って来る人がいるとは思わなかった。 
  
彼女はまだ学生だという二人は手をつなぐだけでも初々しさが発揮される。恥ずかしそうな笑顔が眩しすぎる。ああ、僕ももう一度この頃に戻りたい。

 
 
写真を撮って二人を送り出したあとで、ミチコさんが粘土で作ったものを手にしてやってきた。
 
顔はまだ描いてなくて形だけだが、今年流行りのあれだとわかる。
 
疫病は一向に収まる気配がないが、今日の夜ごはんは何にしようかね。