中国バス福山新市府中線緑陽団地口 11:12







 

 

赤ちゃんは眠りにつく前でぐずり気味だったが、2パターン目の撮影の途中でようやく寝付いた。

でも寝ちゃうとあまり表情が変わらないから、起きてるときのほうが撮り甲斐がある僕のニューボーンフォト。生まれたての赤ちゃんはしみじみと小さくて、かわいい。

 

撮影終えて家を辞し、バスで福山駅に戻る。

山の斜面に造られた住宅地は歩く人もおらず、森閑としている。真夏の陽射しは容赦がない。頭上と足元のアスファルトから反射する熱でオーブンの中にいるようだ。タイミングよく30分に1本のバスが来た。

   

福山駅近くになってバスから見えた古い建物が気になった。電車を1本遅らせてそれを見にゆく。暑いのにもの好きだなあと自分で思う。


かつては大きな商店長屋だったはずの建物は半分に切り取られて、広い断面を見せている。シックなタイル張りの壁を持つのは理容店である。今もしっかり営業されているようだ。 

店の前で見上げていると怪しまれそうなので、少し脇から鑑賞。建物には、時を経たぶんだけ醸し出される雰囲気がある。

いいなあ。残してほしいなあ。

しかし、おそらくいずれその店も取り壊され、消えることだろう。あっさりと。僕の写真に残るだけで。