尾道 16:45
注文していた店名スタンプが届いた。
昨年尾道市が発行した買物券を受け付けたら、何件かの撮影で現金の代わりにいただいた。
それを換金するためには、券の裏面に店名を押印せよとある。
手書きでもよさそうだったけど、一枚ずつ記入するのも面倒だ。
時間もないし、必要に迫られて作ったスタンプはデザイン性もなにもない文字だけのモノ。
それでもなんとなく嬉しくなって何度かムダに押してしまう。これ使えば、撮影したその場で領収証出せるなあ。
時おり陽射しが出るものの、9℃までしか気温は上がらず寒い。
夕方、何件かの発送を済ませて海べりを自転車で走る。
堤防に高校生が二人座って海を見ながらおしゃべりしている。
海が近い街ならではで、尾道に住み始めた当初は映画に出てくるようなその光景に感動したものである。
その頃の高校生は今27歳くらいだろうか。あっという間に時間が過ぎた。
コロナで青春時代の楽しみを奪われている今の若い人たちは本当に気の毒である。
10〜20代の時間は人生において宝物のように貴重なのに。
コロナが収束するまで自粛しましょうというのは、まさに「欲しがりません勝つまでは」と同じで、みんなで我慢をしても結局勝てずに終わってしまった前の大戦と同じ結果になりそうな気がする。
責任ある立場の人たちが、なんの自責の念も感じることなく、下の人たちを使い捨てにするような姿勢は、ここ数日のオリンピック絡みで流れてくる政治家たちのコメントを見ていればなんとなくわかる。
自分の意思通りに動けるうちに、やりたいことはやったほうがいい。
あとでやろうと思っていても、なかなかできないものなんです。今の僕もそうだけど。