東北本線御徒町駅 9:06
尾道まで約14時間の旅。
小降りだった雨が横浜を過ぎる頃から激しく降り始めた。
中吊りに春のダイヤ改正を知らせる広告が出ている。
特急「湘南」デビューと、上越新幹線にE7系が追加投入されることの2本立て。改正による新しいトピックはそれくらいしかないだろう。なんだか寂しい。
昨年から乗客はかなり減っているから、在来線は減便や終電繰り上げされており、それを織り込んだ改正になっているはずで、利用者からしたら改悪になっていると思うのだが、それはまあしかたがない。
しかし、列車の本数は減らせても、減らせないのが人である。
仮にコロナが収束して需要が回復したら増便すればよいだろうが、運転士や車掌を増やすのは容易ではない。だからもっと減らしたくても減らせない事情があって、運輸業は経営が苦しい状態がしばらく続く。
とはいえ株価は上昇している。
日経平均が3万円台を回復したらしい。政府は株式にお金を注ぎ込んで、国民には定額給付金の再支給もない。日経新聞でさえ「外国人と日銀の株式保有が増えた」と書いてるくらいだから、実態経済を反映していないのは明らかである。
政府も馬鹿ではないから、そういう意図があってやってるのだろう。戦時国債みたいなものかもしれない。