尾道 17:32

 
 
 
 
 
昼間はコートなしで外に出かけられる暖かさ。
  
郵便局へ行って余った年賀切手を普通切手に交換。
  
84円切手は梅、63円切手は桜なので、来月までに使い切りたい。
  
 


昨夕から、世話をしている馴染みの野良猫が姿を消したらしく、ミチコさんはずっと落ち込んでいる。
 
野良猫なのに、餌をやったり段ボール箱の寝床を作ったりしてかわいがっていたので、半ば自分の猫のように思うのだろうが、相手( 猫)は、「飼われている」などというつもりはあるまい。
 
励ますつもりでケーキを二つ買って帰ったら、ひとつ食べてもうひとつを「あんた食べていいよ」というので、よほどショックである。
 

 
ケーキ屋さんの店員さんがケーキを箱に詰めて「こちらでよろしいでしょうか」と見せてくれたその手がアカギレだらけであった。
 
消毒のためのアルコールを使い過ぎなのだろうか。仕事柄ハンドクリームを塗るわけにもいかないのだろう。
 
手が痛そうじゃね、と声をかけようかとも思ったけれども、軽々しく言ったら若い彼女を傷つけそうな気がして、ありがとうございますだけで箱を受け取った。 
 
その仕事を辞めない限りは、彼女の手のアカギレは治らないのだろうなと思うと、なんだかやるせない気分になる。
 
社会はいろんな人の小さな犠牲で成り立っているのだな。