東京都交通局浅草線西馬込駅 10:31






2月頃の予想だと、東京では今日が桜の開花日のはずだった。
 
ひんやりした空気の中で桜はまだ固い蕾のままである。
 
 
 
来月から小学生になる男の子を赤ちゃんのときから撮ってきた。
 
もう6年経つのか。
 
歩き始めたばかりの頃、神社の境内のちょっとした斜面でもうまく登れなくて転んでいたのを思い出す。
 
自分の幼児期の記憶はほとんど残らない。親の記憶と写真に残る。なんだか不思議なものである。
 


強い季節風が公園の木の枝を盛大に揺らす。

透明な陽射しがベンチに座った家族を照らしている。
 
家族は笑う。ただそれだけの光景を写真に残す。
 
そのときの風の冷たさ、くっついた子どもの体の温かさ。 
 
そんなものを覚えていられるのかどうかわからないけど、写真は残る。
 
たしかにその時間を過ごしてきたという証拠に。
 



東京都大田区南馬込 10:21 1件目の撮影終わり。六歳男の子の入学記念写真。 赤ちゃんのときから撮影していると、こういう日が来るとは思ってもいなかった。子どもの成長の素晴らしさにただ驚嘆して撮影は終わる。




栃木県宇都宮市大通り 13:03 2件目の撮影に。 といっても仕事ではなくて、従弟家族の娘が七五三の写真撮ってないというとことで撮りにゆく。親戚の子どもでは彼女が一番末っ子なので、これでもうしばらく写真を撮ることもあるまい。





栃木県宇都宮市川向町 20:29 久しぶりに親戚にお呼ばれ。従弟の家で夜ごはんとお酒をご馳走になって帰る。せっかくなので駅の土産物店でミチコさんのためにになんか買って帰ろう。