大阪市高速電気軌道谷町線谷町九丁目駅 14:33





 
撮影終わって日向ぼっこしながら、文政四年と彫られた鳥居を見上げる。
 
1821年に建てられたらしい。大阪にあっては比較的新しいといえるか。
 
なにしろ生國魂神社自体が神武天皇の創建というくらいである。日本書紀でその社号を確認できるのが西暦600年頃のことらしい。少なくとも1400年の歴史がある神社ということだ。古いなあ。
 
 

神社の古い歴史も生まれて二ヶ月の赤ちゃんには関係ない。
 
すでに6kgあるという赤ちゃんは抱っこするとずっしり重い。
 
慣習通りパパの母上が抱いて祈祷を受けたのだが、たいへんだったのではなかろうか。
 


祈祷の待合室で赤ちゃんの写真を撮っているときから、反応が鈍いなあと思っていたら、やはり眠かったらしい。
 
祈祷が終わって出てきたらぐっすり寝ている。
 
泣き声も聞こえなかったから、すぐに寝たのだろう。
 
寝る子は育つ。あっという間に大きくなって歩き出すのも早いのではなかろうか。
 
歩き出したら赤ちゃんを卒業して子どもになってしまうから、あとわずか数ヶ月の赤ちゃん期間を愛しんでほしいと思う。
 
薄ら寒い曇り空であったがひととき明るく陽が射して、晴れ着姿の親子はまぶしい緑の中にいる。
 

大阪市天王寺区夕陽丘町 11:28 本日の撮影に。新今宮のホテルから歩いて40分ほど。 お寺が多くて段差のあるこのあたりは東京の谷中に似ている。


生國魂神社の庭園はよく手入れされている。桜はまだ早いが水仙と沈丁花がきれいだった。







大阪市天王寺区生玉町 14:24 本日の撮影終わり。二ヶ月赤ちゃんのお宮参り。赤ちゃんは眠かったようで笑ってくれなかったが、起きてるときにソロ写真が撮れたのはよかった。大きな赤ちゃんで、二ヶ月で6kgあるそうだ。

大阪市天王寺区茶臼山町 14:59 てんしばを通ってホテルに戻る。日が射せば暖かい。 大阪市立美術館の背景は何もない空が広がるような設計になっているのだが、一棟のタワーマンションが背後に建っていて景観が台無しである。こういうのが日本のダメなところだと思う。