和歌山線五条駅 13:02
犬用の鹿肉ジャーキーは添加物の入っていないおやつとして愛犬家には人気がある。
百貨店勤めだった頃に犬用の雑貨も扱ったことがあるので知ってはいたのだが、作っているところにお邪魔する機会があるとは思ってもいなかった。
鹿肉工房さんのオンラインショップ用の撮影。
インスタはこちら。
生の鹿肉は赤黒くマグロみたいだ。野生みが強い。
スライスして機械で乾燥させると黒っぽい鰹節のようなジャーキーになる。
真新しい事務所にはジャーキーのパッケージとともに、鹿のかわいいオブジェがいくつも飾られている。
鹿肉だからそうなんだけど、ややフクザツな気持ちにもなる。ちなみに野生の鹿は害獣です。天敵がいないため、ある程度駆除しないと農作物のほか森林環境にもよくない。
依頼いただいた2時間で、予定していたカットは撮り終えた。
撮影終わって五條の町を少し歩く。
駅の西側は街道筋だったのか、昭和時代の建物が残っている。文字が取れたりはがれかかったりしている店の看板を見ると、ぞくぞくする。地味な趣味である。
小さな中華料理店を見つけて入ってみた。
カウンターに座って新聞を読んでいたおばさんにはラーメン定食(炒飯と唐揚げ付き)が運ばれる。炒飯(焼きめし)がおいしそうだなあ、同じのにしようかちょっと迷って、やはりラーメンだけにしておく。おばさんに負けるが、僕にはこれで十分です。
昼ごはん。五條市「ミスター博(ぽを)」の柳麺(ラーメン)。
腰の曲がったおばあさんが食器を片付けていた。作っているのは三十代くらいの若い男でお孫さん?なのかもしれない。